劇場公開日 1985年4月27日

「エディ・マーフィー、新しい黒人らしい黒人像で華麗に登場」ビバリーヒルズ・コップ Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0エディ・マーフィー、新しい黒人らしい黒人像で華麗に登場

2017年8月13日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波、CS/BS/ケーブル

総合75点 ( ストーリー:70点|キャスト:85点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:80点 )

 高級宿泊所で予約無しで強引に宿泊し、倉庫に査察官のふりをして潜入し、尾行してくる刑事を手玉にとる。画廊と飲食店ではおかま言葉を駆使する。エディ・マーフィーの手八丁口八丁にみんながおちょくられながら、それでもしっかりとそのやり方で結果を出す。巻き込まれる人もその手腕にだんだんと心を掴まれる。そんな彼の魅力を最後まで堪能し退屈することなく観られる。

 この映画で黒人が白人におもねるのではなく黒人らしさを残しつつ、かといって白人と対立するわけでもなくアメリカで活躍する姿を初めて主役でみせてくれたように思う。その意味でも画期的作品。

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Cape God