ビバ!マリアのレビュー・感想・評価
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ブリジット・バルドーとジャンヌ・モローが可愛い
面白かったですね。
不幸にしてIRAのテロリスト一家に生まれた若い女性が、メキシコで偶然出会った旅芸人一座と一緒に織り成すコメディ革命劇。
という最初からめちゃくちゃな設定なんだけど、面白かった。
「下妻物語」に百倍の金をかけると、ここまで突き抜けた映画を撮れますよ、みたいな感じでした。
映画の中だけで、メキシコ革命闘士が数千人もバタバタと射殺されるのだけれど、一顧だにされないという感じホントに雑な映画。
でも、ダブル主演のブリジット・バルドーとジャンヌ・モローが兎に角可愛くて、もう雑だろうが何だろうがどうだっていいじゃないの、と思っちゃいます。
2人とも、昔の美人女優としてはスタイルが抜群で、バルドーは走ったり飛んだりするとプリプリです。
それを見るだけでも楽しいですよ。
こってりなマカロニよりもグルテンフリーになっている
『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』ルノアール
『白衣の婦人』オペレッタ(?)恥ずかしながら知りませんでした。
『民衆を率いる自由の女神』ドラクロワ
等々
古典をリスペクトしている。
教会の司教らしき人物がのたまう
『これは革命でない。農民の望みは混乱と暴動と中傷だけだ』
ミュージカル仕立ての活劇フレンチウェスタンなのだが、全てに質が高く、この年になって鑑賞して、こってりなマカロニよりもグルテンフリーになっていると私は感じた。
BB.CCは世間様からの評価が低く感じる。ハリウッドへ進出していないからなのだろうが、ハリウッド一辺倒だった事を反省をすべきだと感じる。MMやOHに引けを取らない。
この映画は『まつ毛を外す所から』ストーリーが展開して行く。『女優は厚化粧』と言ったセリフも出てくる。変わってブリジット・バルドーがまつ毛を付けて演じるのだが、立派な女優である。
それはさておき、彼女は正面からの美女だと思う。向かって左斜め45度の美人が一般的なのだろうが、彼女は正面から見るべきだと私は思う。均整のとれた『シンメトリーばかりが美では無い』と私は思う。
だから、彼女に重たいまつ毛を付けて演じさせた脱欧入米の演出家はセンスが無いと思う。もっとも、私はメイクの事は全く興味が無いし、知識も無い。
近年の東洋系の美女がもてはやされるのは一重瞼で重いまつ毛が似合わないと思い始めているんじゃないか?そう考えて申した。
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