ビバ!マリアのレビュー・感想・評価
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JモローとBバルドーのバディもの
フランス人がウエスタン映画の制作に噛んでくるとこうなるのね、という感じ。
セクシーな旅芸人の女二人が、さすらいのガンマンよろしく大型機関銃をぶっ放して悪人を成敗するラストは痛快だ。
彼女たちはヒーロー。1965年の時点で女性がヒーローの映画ができてたのは知らなかった。さすがジャンヌ・ダルクの国。
旅芸人の女優二人が客を沸かせる競争みたいなモードに入ってしまう演出、演技もいいし、元々は戦いなどに興味のなかったモローの演じる主人公の一人が恋に墜ち、いつの間にか立派な闘争集団のドンになる流れと、そこに手を貸すバルドーのベストバディの感じも楽しい。
関係のないことだけど、日本のあのファビュラスな姉妹ユニットはこの二人をイメージしているような…
こってりなマカロニよりもグルテンフリーになっている
『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』ルノアール
『白衣の婦人』オペレッタ(?)恥ずかしながら知りませんでした。
『民衆を率いる自由の女神』ドラクロワ
等々
古典をリスペクトしている。
教会の司教らしき人物がのたまう
『これは革命でない。農民の望みは混乱と暴動と中傷だけだ』
ミュージカル仕立ての活劇フレンチウェスタンなのだが、全てに質が高く、この年になって鑑賞して、こってりなマカロニよりもグルテンフリーになっていると私は感じた。
BB.CCは世間様からの評価が低く感じる。ハリウッドへ進出していないからなのだろうが、ハリウッド一辺倒だった事を反省をすべきだと感じる。MMやOHに引けを取らない。
この映画は『まつ毛を外す所から』ストーリーが展開して行く。『女優は厚化粧』と言ったセリフも出てくる。変わってブリジット・バルドーがまつ毛を付けて演じるのだが、立派な女優である。
それはさておき、彼女は正面からの美女だと思う。向かって左斜め45度の美人が一般的なのだろうが、彼女は正面から見るべきだと私は思う。均整のとれた『シンメトリーばかりが美では無い』と私は思う。
だから、彼女に重たいまつ毛を付けて演じさせた脱欧入米の演出家はセンスが無いと思う。もっとも、私はメイクの事は全く興味が無いし、知識も無い。
近年の東洋系の美女がもてはやされるのは一重瞼で重いまつ毛が似合わないと思い始めているんじゃないか?そう考えて申した。
映画で遊ぶルイ・マルの女優讃歌
中央アメリカの革命に活躍するふたりのマリアを主人公にしたルイ・マル監督の喜劇。ブリジット・バルドーとジャンヌ・モローの逞しい女の魅力が全編を覆う。ユーモアを解した映画タッチがどのシーンにも溢れ終始にこやかに鑑賞する。映画を知れば知るほど気楽に楽しめる秀作。
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