「彼女の気持ちを考えると切なすぎる」日の名残り ジョニーデブさんの映画レビュー(感想・評価)
彼女の気持ちを考えると切なすぎる
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執事(主人公)の彼女に対する態度がもどかしい。でもいい映画です。彼女は何度か「好き」のサインを出しているのに、執事のほうは仕事にあまりにも忠実すぎて、本当に彼女のことが好きなのかも観ている我々もわからなくなってしまう。でも、好きだったんだろう。彼女から結婚退職の話をされた時、一応平静を保ったように対応してはいたが、ワインボトルを落としてしまったのはその表れだったのではないか。結局20年経過しても、彼の態度は変わらなかった。最後、バスに乗って別れた彼女は泣いていた。2度目の別れ、多分今度は2度と会うことはないと思って。
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