「見つかったのは何が?その後、どうなるのか?分からず終わり。」ヒッチコックのファミリー・プロット マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
見つかったのは何が?その後、どうなるのか?分からず終わり。
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テレビのヒッチコック劇場の特別版と言った所の作品だと思う。
ストーリー展開が複雑すぎて、勿論、相関関係もはっきりしない。
大変に残念な作品だと思う。しかし、古き良きアメリカの最後の映画の様な気がする。
だから、もう一度見た。矛盾点がいくつか残るが、要は偶然犯罪に巻き込まれるって言う現在では良く使われる手法。
テレビの番組として、1時間くらいに短縮して、構成すれば面白い話になると思う。
最後にバーバラ・ハリスカメラ目線でウィンクスするが、今までのヒッチコックの映画作品にはなかったと記憶する。最初で最後と言う事で、まさか、ヒッチコックはこれが遺作になることを知って、彼女にウィンクをさせたのか?
レインバードさんは78歳になって自分の後継者を探していた。最後のウィンクは『見つかったよ』と言っているように見える。
それが常連のヒッチコックのカメオ出演か?
最後にして傑作な謎である。フレンジーもそうだったが、ヒッチコックのカメオが消えている。
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