「昔ながらの平凡なミュージカル」美女と野獣（1991）　Cape Godさんの映画レビュー（感想・評価）

総合65点 （ ストーリー：65点｜キャスト：65点｜演出：60点｜ビジュアル：70点｜音楽：65点 ）

　1991年制作だが、絵といい音楽といい演出といい昔のディズニーの路線を引き継いだ正常発展版にすぎず、時代の割には目新しさは感じない。なんでこのころのディズニーはアニメを作るたびに昔風のミュージカルにしてしまうのだうろか。自分にはいちいち登場人物がいきなり伝統的な様式で歌ったり踊ったりする意味がわからない。
　この年代には日本では「攻殻機動隊」や宮崎アニメなどが登場して人気をはくしていたわけで、時代に取り残されているし日本の作品の後塵を拝している。駄作とは思っていないし大きく外した作品ではないが、平凡な印象です。ディズニーのアニメが古い様式から脱皮してぐっと近代化するのはもうちょっと待たなければならない。