「説得力のある名作だった」ピアノ・レッスン(1993) エロくそチキン2さんの映画レビュー(感想・評価)
説得力のある名作だった
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この作品が公開された1993年は映画凍結期であり今回が初見。キネ旬のベストワンになったのでメチャ気になっていた作品。
19世紀半ば、スコットランドからニュージーランドの孤島に嫁いだ口のきけないエイダ(ホリー・ハンター)、娘のフローラ(アンナ・パキン)と1台のピアノと共に。
夫となったスチュアート(サム・ニール)はエイダの命とも言えるピアノを土地と引き換えに地主のベインズ(ハーヴェイ・カイテル)に渡した。
エイダの心をベインズに引き渡すが如く。
レッスンと称しベインズのもとに通いピアノを弾くエイダ。
回数を重ねるほどに愛情あるいは欲情を募らせるベインズ。彼の思いを背中でもれなく受け取るエイダ。
渇望する二人がいた。甘美なピアノの音色とともにこの上ない前戯となった。
観る我々は最高のまぐわいであったことを確信する。
う〜ん、これは凄い。
全てが必然。
エイダと結ばれることなく嫉妬に狂いながらも二人を解放する夫と共にねじ伏せられた
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