「30年経っても色褪せない美しい映画」ピアノ・レッスン(1993) ruriruri1515さんの映画レビュー(感想・評価)
30年経っても色褪せない美しい映画
好きな映画のトップテンに入る作品です。
4Kデジタルリマスター版として再びスクリーンで上映されるのは本当に嬉しいこと。
そう言えば、好きな映画のサントラはほとんど持っていて、
音楽もひっくるめて「好き」なのだ、と
あらためて気づきました。
この映画も、マイケル・ナイマンによる
美しい音楽とともに
心に刻まれています😌
公開されたのは1993年、
私がまだ20代なかばの頃でした。
こういう愛もあるのかと、
衝撃を受けました。
そして、ハーヴェイ・カイテルが好きな俳優のひとりになり、
あとから次々に彼の出演した映画も観ました。
その後もDVDなどで何度も観ていますが、
ピアノはもういらないと、
海底に打ち捨ててしまったのはなぜなのか…今ならわかる。
初めて観たときは
嫉妬による怒りから
主人公であり妻であるエイダの指を斧で切り落とした夫の気持ちなんてわからなかったけれど、それもわかる。
(そのシーンは何度観てもおそろしい…)
私の好きな映画の基準は、
美しいか否かにあります。
ストーリーの面白さだけではいつか飽きるけれど、
美しい映画は、年を経てなお輝き続ける。
この映画もそんな映画のひとつです。
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