「ピアノとの強いつながりが感じられる」ピアノ・レッスン(1993) ひでぼーさんの映画レビュー(感想・評価)
ピアノとの強いつながりが感じられる
終始、悪天候とジメジメした空気が感じられる中で話が進むうえ、主人公のエイダが話さず険しい顔ををするため、一層暗くなる。
しかし、ところどころ流れる美しいピアノの音色と娘の無邪気さが可愛く、アンバランスさが感じられる。
エイダのピアノへの執着もさることながら、呪いのピアノかのごとく、周囲にトラブルを巻き起こす意思には感銘である。
エイダの本能を刺激するつながりがあるのだろう。
衝撃の展開ではあるが、止められない思いを違う形で描く作風は好きである。
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