「親を看取った後にはこたえるが…」晩秋 たばさばさ。さんの映画レビュー(感想・評価)
親を看取った後にはこたえるが…
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自分が大人になれば、親は年老いる。
判っていてもお互いに親は親で大人であって
子は、いつまでも親から見れば幼い面影と共に写っている。
親が病気になれば慌てる、焦る、過る。
病気になった本人だって自分の年齢を身を以て感じる。
お互いにショックである。
小さなショックを支え合いながら、また成長してるんだと想う。
親は子のおろつきに強くあろうと想い、子はそんな親を見て
強くあらなければと想う、そして解けて、昔のいい時代や
「こうありたかった」という死を目前にした人間の
最後の願いと未練を、どう最後まで付き合うか…の映画でした。
死を目前にして、幸せそうにしていたり
今までと違う顔を見せ始めると苛立ち焦り出す。
それは共感していたい家族の裏切りにも感じるのでしょうか。
それとも最後まで「私を見て」欲しいというやきもちなのか。
先に逝く人が目の前で、ふわふわ幸せだと
こうなるのかもしれない。
もしも伴侶がいたとして、そんな幕引きを
自分が感じる時間が来たら、うんと、うーんと
気持ちが、死を目前とした夫か、怒る妻かの
気持ちが判るんだと想う。
子は子で安らげる毎日を見守ってあげたいという
気持ちはとても判るのだ。
by.tavasavasa
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