パルプ・フィクションのレビュー・感想・評価
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映画の面白さってこういう事。
時間軸が次々に変化していくものの、ストーリーは至ってコンパクトにまとめていて最後まで見飽きない。
特にシーン毎に繰り返される聖書の言葉がラストにカタルシスとなるのがまた良しです。
豪華キャスト陣を見事に調理したなぁ…と唸る一作でした。
当時から今なお第一線、一流で活躍している俳優女優ばかり。
サミュエルの目力はやはり来るものがありますね。
面白い作品でした。
Dead Nigger Storage
総合75点 ( ストーリー:70点|キャスト:80点|演出:80点|ビジュアル:70点|音楽:75点 )
俺の家の前に「ニガーの死体保管所(Dead Nigger Storage)」という看板が見えたか?何故それがなかったかわかるか?それはニガーの死体を預かるのは俺の仕事ではないからだ!
Jimmie: When you came pulling in here, did you notice a sign out in front of my house that said "Dead Nigger Storage"?
Jules: Jimmie, you know I ain't seen no...
Jimmie: Did you notice a sign out in front of my house that said "Dead Nigger Storage"?
Jules: No. I didn't.
Jimmie: You know WHY you didn't see that sign?
Jules: Why?
Jimmie: 'Cause it ain't there, 'cause storing dead niggers ain't my fucking business, that's why!
過って車内で撃ち殺してしまった黒人の死体を隠すために、近所に住むジミーの家に駆け込んだ殺し屋二人が、思いっきり迷惑顔のジミーに言われた台詞である。
世界中どこを探しても「ニガーの死体保管所」なんて場所も「ニガーの死体を預かる仕事」も存在するわけがないわけで、ニガーという黒人差別用語を連発しながらそれをあえて喋るジミーを演じるのはタランティーノ監督本人。こんなことを映画の中で言ってもいいのかと驚き呆れつつも笑ってしまう。この場面だけでもこの映画は観る価値がある。
だが最近観た日本語版のテレビ放送はこの台詞がずいぶんとまろやかに変えられていたのは残念で、ここは原版そのままの台詞を聞いてほしい。
作品には不幸になるものもそうではないものも賢く強いものもくだらない弱いものも登場するが、普通の人は出てこない。麻薬や同性愛や犯罪に禁忌も恐れずにむしろあえてそこに踏み込み、あちらこちらに皮肉が効いた台詞や行動や物語がある。例えば尻の穴の中で数年間過ごした時計のために命を張るものもいれば、そのためにお尻をほじくりかえされたり死ぬものもいる。それでお馬鹿な登場人物たちとお馬鹿なことに巻き込まれる登場人物たちを笑い飛ばす。冗談で作ったのか真剣にくだらないことを狙って作ったのかわからないが、演出と視点が独特で斬新だったし、これがタランティーノらしさというもの。
低迷していて忘れかけられていたトラボルタもこの作品で復活、若きころの彼の出世作「サタデーナイトフィーバー」とは異なる不良の大人の踊りを太い中年腹を揺らしながら見せる。
簡単に人を殺すと思いきや
いや、簡単に殺しますけども。
なんというか、トラボルタがツイスト踊るのがカッコよすぎて困ります。
トラボルタは苦手なタイプなんだけど。
もう、あのダンスだけで高評価になってしまう。
揺れたり、リズムとったりしてるだけなのに、セクシーとはこれいかに。
だんだん殺さなくなってくるのがまたいい。
屁理屈こきやがって、なところもありますが、屁理屈こいてでも殺さない方がいい。
あと、お尻の穴は優秀な隠し場所なんだなぁ、と再認識しました。
ユマ・サーマンがこんなに汚ないこともやってくれるのか、と驚きもした。
段取を考えて手配するだけのあの人が抜群にお気に入りですが、時計を届ける場面も大好きです。
変な魅力のある映画
もちろんはじめて見たのではない。
あんまり熱心に語ると馬鹿をみそうでもある。
それくらい映画を見ている人ならみんな見ている映画だろう。
ごちゃごちゃしていそうで、まとまっているし、断片、というか情報量は多いのにコンパクトだ。
実はなにも語っていない映画だと思うが、人間の行動心理はよく観察されていて、巻き起こる出来事の突飛さに相反して、各役の言動にはとても合点がいくものがある。
これがすごく大事で、自分がその立場になったとき、どうするか、どう動くか。そうは動かないだろう、なんでそこで逃げない、なんでそこでそんな言葉が出る等、へたな映画はだいたいそんな場面がてんこ盛りだったりする。それは目立たない地味な映画の下敷きみたいなもので、それが基本あって、その上で成り立つのがストーリーだったりすると思う。出来の良い下敷きに実は何も乗ってない映画、そんな歪さも魅力の一つなのかもしれない。
面白いというよりも、楽しい映画でした。
この映画は、一言で表すと予想を裏切る映画でした。オムパニスというのか、分からないけど、(違っていたら、すいません)そのような、ストーリー性で、話の展開が、早く、何が、起こるか、わからないハラハラドキドキさせてくれるストーリーのまとめ方が、うまい映画です。また、作中で、でてくるどうでもいいような話も楽しめるところだと、私は、思います。また、キャラクターも面白く、それを演じた俳優さんたちもいい演技をしていました。中でも、ユマサーマンさんと、サミュエルlジャクソンさんの演技が、私にとって、強く印象に残りました。 また、音楽が、とても、よく、こうふんさせてくれます。
どうでもいいことですが、作中でのあるシーンで、ほんの一瞬ブルースウィリスさんのあそこが、見れます。
パズルみたいな話。
最高!
良く理解できません
B級エンターテイメントの極致
観れば観るほど味が出る
“ペラペラ”の美学
超有名作品ですが初見でした。
『パルプ・フィクション』=くだらない話。なるほどこういう感じだったのねw
よくよく考えたらタランティーノ作品じっくり観たの初めてな気がするので、着いていくのにいっぱいいっぱいだったんですがまた映画の新しい楽しみ方を教えてもらいました。やっぱり映画って最高だわ〜と思わせてくれたタランティーノに拍手。
今のところは超ツボにハマったという感じではないんだけどこれきっと二回目はもっとクセになりますね。というかもう既に、常に流してもっとハマりたい気分。
【手の込んだお気軽大作】とでも言いましょうか。w “バイオレンス”と“ゆる〜い”がまさかの同居。
最初は、冒頭のシーンが繋がった時は「おおー!」となったからこそもう一ひねり欲しかったなーとか考えてたけどそういうことじゃなく音楽みたいに感じて楽しめばいいだけ。本当にくっだらない話w もちろんいい意味で。この作品に関しては最高の褒め言葉です。
「…で?」という作品を見切り発車にならずこんなこだわりやセンスたっぷりに作り上げて世界発信するなんて変態的な才能がないとできないですもん。こういう頭の中を覗きたくなるような人も必要。超必要。監督の映画を愛してる感じがひしひしと伝わるからこっちも満たされるんですよね。あとは男の人だったらもっともっと楽しめた気がする。
あと好きな俳優さんがたくさん出ててそれぞれ存在感を放ってました。みんな若いw
それにしても口の悪さNo.1の映画だったw
何度見ても、やっぱりおもしろい
だから映画はやめられない!
もう言わずとしれたタランティーノの大出世作。
それまでもレザボア・ドックスやトゥルー・ロマンスで知名度はあったものの
どちらかと言えば一部の「ツウ」な人たちの間でのカリスマだった。
そんなタランティーノを カンヌのパルムドール受賞という
メインステージに 引っ張り出したのがこの作品なのだ。
「カンヌ=分かりにくい映画が受賞する」という公式が勝手に頭の中に
出来上がっていた自分は 疑心暗鬼で観に行った。
そしたら・・・・ものすごいものを観てしまった!!と愕然とした。
頭の後ろをガッツンと殴られた感じ。それくらいショックだった。
終わった後直後は 拍手したいくらいだったし、ボーっとして席を立てなかった。
カッコいい選曲、キレのある映像、どこへ連れて行かれるのか
分からないスリリングな展開、そして見事なキャスティング!
とにかく、どれを取ってもとにかくカッコいい!
普段なら瞬間的に拒否反応を起こしている暴力シーンですら
笑いに変っていた。長さも感じないほど、ワクワクしていた。
公開からすでに十数年。
しかし未だにこの映画を越える衝撃を持った映画には お目にかかっていない。
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