劇場公開日 1994年10月8日

「だから映画はやめられない!」パルプ・フィクション ゆきだるまさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0だから映画はやめられない!

2008年10月7日

笑える

楽しい

興奮

もう言わずとしれたタランティーノの大出世作。
それまでもレザボア・ドックスやトゥルー・ロマンスで知名度はあったものの
どちらかと言えば一部の「ツウ」な人たちの間でのカリスマだった。

そんなタランティーノを カンヌのパルムドール受賞という
メインステージに 引っ張り出したのがこの作品なのだ。

「カンヌ=分かりにくい映画が受賞する」という公式が勝手に頭の中に
出来上がっていた自分は 疑心暗鬼で観に行った。
そしたら・・・・ものすごいものを観てしまった!!と愕然とした。
頭の後ろをガッツンと殴られた感じ。それくらいショックだった。
終わった後直後は 拍手したいくらいだったし、ボーっとして席を立てなかった。

カッコいい選曲、キレのある映像、どこへ連れて行かれるのか
分からないスリリングな展開、そして見事なキャスティング!
とにかく、どれを取ってもとにかくカッコいい!
普段なら瞬間的に拒否反応を起こしている暴力シーンですら
笑いに変っていた。長さも感じないほど、ワクワクしていた。

公開からすでに十数年。
しかし未だにこの映画を越える衝撃を持った映画には お目にかかっていない。

ゆきだるま