「ハイセンスな映画」パルプ・フィクション あま・おとさんの映画レビュー(感想・評価)
ハイセンスな映画
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凝っていてセンスが良い。
ドジなこと、ユルイこと、陳腐なこと、奇跡的なこと、幸運過ぎ、不運過ぎ、浅はかすぎること…などが、真面目な顔で繰り広げられる。
スムーズでテンポ良く、出てくる物、人が楽しい。車の中の死体を処理するところなんて、本筋とも私の生活とも全く関係ないが楽しすぎ。
ハラハラする見せ場はいくつかあるが、本当にヤバイところまで行き着かないで、さっと横に抜いて楽しませてくれる抜けがよいな。
最後、レストランでの強盗事件でも、ジュールが殺されるかと思ったが、抜けた。そして神を信じ始めていたジュールは強盗を逃がしてやった。彼の良心。後味が良い。この場面は面白い。
ビンセントはあっけなく殺されてしまう。暗示的な二人の運命。
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