「愛と善意をもって弱き者を導く者に祝福を」パルプ・フィクション 暇さんの映画レビュー(感想・評価)
愛と善意をもって弱き者を導く者に祝福を
初めてのタランティーノ監督作品。傑作と称されている割に賛否両論のある本作。とんでもないオチがあるわけでも、ド派手なアクションがあるわけでもない。
間のとり方にとてつもない緊張感を感じた。特にブルース・ウィリス演じるブッチが中心となる話では場を演出する音楽が省かれ臨場感を押し出すようなシーンがあり、思わず息が詰まる程だった。
映画としては珍しい演出で特に何が解決した訳でもない結末は、扇情的な内容の出版物"pulp fiction"という言葉に相応しいと思う。
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