「豪華な「安っぽい小説」」パルプ・フィクション sow_miyaさんの映画レビュー(感想・評価)
豪華な「安っぽい小説」
食わず嫌いで、恥ずかしながら、タランティーノ作品は初めての鑑賞。でも、率直に面白かった。
一見、バラバラに思えるストーリーが、絶妙なバランスでつながっていき、画面の中で起こっていることは超胸クソなのに、ハラハラドキドキさせられて、ラストまで飽きさせない。
まさに、豪華な俳優陣たちの見事な(とぼけた?)演技によって緻密に(わざとズサンに?)描かれた「安っぽい小説」だった。
血生臭いのは苦手なのだが、出てくるエピソード一つ一つの下品さが、笑うしかないってぶっ飛び方なので、ただただ「すげー」と思って観ていられた。特に、金時計には爆笑した。
こちらに聖書の素養がないことや、トラボルタが読んでいた「モデスティ・ブレイズ」など、そういうところがわかればもっと楽しめるんだろうなぁという部分が多かったのは、ちょっと悔しい部分。
他のタランティーノ作品も観てみたい。
フォローおよび共感いただき有難うございます。
(二度三度とコメントいたしませんし、ご返答のお気遣いされずとも構いません)
豪華な「安っぽい小説」というお言葉に、私も「これだ!」と思いました。
ものすごく下世話で俗っぽく、間抜けな話なのですが、どうしても惹かれてしまうのは、素晴らしいキャストのせいかもしれません。
拙筆ばかりのレビューですが、またよろしくお願いします。
この頃のタランティーノは最もエッジが効いてました。その後失速して最近少し持ち直しています「ワンスアポンアタイム・・」とか。“ミザルー”は誰でも知るようになったし、ダスティスプリングフィールドの挿し込み方、選曲センス抜群です。
おはようございます。
初タラ作品なのですね!パルプはタランティーノらしさが詰まった作品で、これがイケたら他作もイケますよw
是非観て欲しいです♪
タランティーノは長編映画は10本撮ったら引退すると宣言しており、自作がその10本目にあたります。ファンとしては寂しい限りです。