「とにかく、面白い映画」パルプ・フィクション kazzさんの映画レビュー(感想・評価)
とにかく、面白い映画
くだらない作り話(読み捨て小説)を意味するタイトル。
初めて観たときは、襲撃を受けた。
面白さに思わず手を打つほどだった。
まだ、イニャリトゥの「アモーレス・ペロス」を知る数年前だった。
カンヌもこういう映画をパルム・ドールに選ぶんだ、という驚きもあった。
審査委員長はクリント・イーストウッドだった。
因みに、タランティーノが審査委員長を務めた時は「オールド・ボーイ」にグランプリ(審査員特別賞)を与えている。
登場人物はイカレた奴等ばかり。
その後のタランティーノの仕事結果を経験すると、もはや激しさはないが、あの当時は極めて刺激的な映画だった。
貫禄が出てきたトラボルタを踊らせたり、ブルース・ウィリスに日本刀を振らせたり、映画ファンの泣かせ所を押さえた心憎さ。
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