「斬新な構成、映像、監督の才能を感じる」パルプ・フィクション あき240さんの映画レビュー(感想・評価)
斬新な構成、映像、監督の才能を感じる
まず時制の再構成が目を引くが
大量の台詞で舞台劇を思わせる芝居で進行させる撮り方が全く斬新だ
それでいて過去の映画の遺産をうまく自己消化した上で全く新しく再構成し直されている
配役にもそれが活かされている
トラボルタを初めとした主要登場人物の造形は見事
ヌーベルバーグの映画を当時の人々が初めて観た時の興奮とはこのような感じだったのだろう
誰も観たことの無い映画を作った
そしていまだに斬新さが失われていない
手垢にまみれていないのだ
つまり真似のできない監督の才能の凄さを、それが証明しているのだ
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