「"夢"の強さ "欲求"の愚かさ」遥かなる大地へ トーレスさんの映画レビュー(感想・評価)
"夢"の強さ "欲求"の愚かさ
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貧困、裕福、地代、地主、小作農民。お金や土地で渦巻く欲求という暗闇の中で生きた人間の生き様を描いた物語。夢に向かってまっしぐらのジョセフとモダンを求め、自らの足で家柄という拘束から逃げようとするシャノンの恋愛、そしてロマンを描いた物語である。
最後のシーンはやはりジョセフとシャノンの性格を改めて強調したシーンで、
シャノンは最も美しい土地を一番乗りで獲得できる状況で、ジョセフに土地を譲る、一方ジョセフは土地が目の前にあるにも関わらず、旗を刺さない。この二人は目の前にある欲求ではなく、それぞれの共通の夢を選んだのだ。
夢と希望に満ち溢れたこの映画を見事ランドラッシュを通して描いたロン・ハワードにあっぱれである。
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