パリの恋人のレビュー・感想・評価
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【”共感主義”オードリー・ヘップバーンが、歌って踊るよ。冴えない古書店員から一転、モデルとしてランウェイを歩く美しさには魅入られます。】
■オードリー・ヘップバーンが歌うシーンと言えば、「ティファニーで朝食を」で窓枠に腰掛けて囁くように歌う”ムーン・リバー”が想起されるが、今作で歌って踊る姿も、ナカナカである。 相方のフレッド・アステアは、本業であるので流石のダンスシーンなのであるが、上手くオードリー・ヘップバーンを、リードしているなあ。 <ストーリー展開は分かり易くシンプルであるが、一度は見ておきたい作品である。>
ストーリーは酷いがファッションとダンスはさすが!!
オードリー・ヘプバーンとフレッド・アステアの贅沢な組み合わせ。 ファッション雑誌の世界の話なので映像が色鮮やかで美しい。 ファッションモデルのオードリーの衣装と姿がもう素敵素敵! オードリーの歌声が聴ける映画としても有名だし 元バレリーナ志望だったオードリーのダンスも素敵。 そしてアステアのダンスも相変わらず素敵だし 女性編集長役のケイ・トンプソンもお見事!! 年末年始にお祭り気分で観るには楽しい映画ですね。 で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては やっぱりストーリーは古臭い〜〜 若い娘が成熟したおじさまに恋をしてしまう話。 今の時代なら、いくら素敵なおじさまでも、 出会って2時間くらいでいきなり唇にKissされたら もう、犯罪行為だわ!! で、パリでオードリーと出会う学者のおじさまも 学問に夢中になっている無防備な女の子を あまりに狙い過ぎていやらしい、いやらしい(笑) で、オードリーも本来の仕事を投げ出す様な 無責任極まりないダメ娘だわ〜〜。 オードリーって「ローマの休日」のアン王女役以外は 自覚が足りないダメダメ娘の役が多いんだよね〜〜。 まあ、当時の映画の製作者がみんなおっさんばっかり ってことが大きいんでしょうけど〜〜 ストーリーのダメなところは目を瞑って ミュージカルシーンとオードリーの美しさだけを観てください。 @もう一度観るなら? 「ミュージカルシーンとオードリーの美しさだけもう一度観たい」
変身!
オードリー・ヘップバーンの「変身シーン」がどれほど多くの人の心を魅了してきたか、今作でも改めて感じました。本屋の地味な店員ジョー(オードリー・ヘップバーン)がパリの有名なファッション誌のトップモデルになるのはいいとして、当時還暦に近いフレッド・アステアと恋に落ちるという部分があまりにも唐突すぎて、正直なかなかしっくり来ませんでした。彼女が憧れていたフロストル教授(ミシェル・オークレール)の方がまだわかるのですが、そこからクライマックスへの展開は面白かったです。フレッド・アステアのダンスはもちろんのこと、オードリーの歌とダンスもとても見応えがあった、ミュージカル映画らしさが楽しめました。
キュートなヘップバーン
アメリカのファッション誌編集の裏側が「プラダを着た悪魔」よろしく描かれているのも興味深いが、彼女がこんなに歌って踊れるとは知らなかった。 当時25歳。黒のタートルネックに黒いサブリナパンツ、白ソにローファーでアクセサリーはポニーテールの尻尾のみという姿で、一人、音楽に身を任せる哲学酒場のシーンが圧巻。イキイキとしていて目を奪われた。 フレッド・アステアとのラストシーンもガーリーでロマンティックで心に残った。
ミュージカル強め、あんま良くない…
ミュージカル色が強めで、それが好みじゃない。 『チック、チック…ブーン!』『トゥモロー・モーニング』よりは弱いけど、 『ウエスト・サイド・ストーリー』よりは強いです。 ミュージカルうんぬん抜いても、あまり良くない… 60点ぐらい(笑) この映画を観てデザイナーを目指したって人が多いらしいんですが、 オープニングと序盤は、 VOGUEとかファッション雑誌の表紙みたいだったり、 『ラ・ラ・ランド』のルームメイト達とのミュージカル部分みたいだったり、 超オシャレ映像の連続で、それも納得。 だから、かなりの名作を期待したのに… この映画で1番いいのは、オープニングと序盤です(笑)
ヘプバーンのダンス
四足がすらっと長く、さすが元バレリーナ。 踊りが優雅でスキがないですね。 ファッションも多彩で目に栄養が。 どうしてオードリーヘプバーンのお相手って、 オジさんが多いんでしょうか? 若くて恋を知らない本屋の娘が、良くも知らない内に恋に落ちそうには見えない、、 オデコ随分広いよね、、 二子玉川のオードリー映画祭にて鑑賞。 加藤タキさんのヘプバーンへの思い出を伺ってから、 鑑賞すると、更に魅力的な女性に映ります。
見どころたっぷり
本屋の娘の 仕事、夢、向学心、恋心、ダンスに涙、そしてオオカミの魔の手・・ NYとパリの街並みを写しつつ、働く女たちがたくさん出てくるのもひとつの見所でした。 彗星のごとく現れたオードリーに、映画界が夢中になっています。今しか撮れないオードリー旋風に製作者たち・関係者たち自身が巻き込まれているのが、ありありと感じられるのです。 オードリー・ヘップバーンの初期作品は、ちょっと不釣り合いな歳の差カップルが続きますよね。あれは何とも不自然ではあるのですが、 実は監督やキャメラマンやジバンシィ、そしてパラマウントの社長までも、恐らくきっと、世界中のおじさまたちが❮オードリーと一緒に踊ってキスをしたい❯、でも❮手が届かない❯・・、そんな幻想を持って彼女を見つめたのでしょうね?(笑) さしずめ「我が娘にしたい女優ナンバーワン」といった感じかな。 でもただの可愛い子ちゃんアイドルではなかった彼女、 ナチス占領下のオランダで、アンネ・フランクと同じ時を生き、敵国人=英国籍であることを隠すために改名した過去を有し、 また5歳から始めていたバレエの修行のためには渡英もしている。 劇中、書店での 世を見据えた物言いと眼力(めぢから)の強さ、カフェで飛び出した見事なダンス。 強靭な生い立ちと下地を持っているから、素人っぽさを演じていても、魅力が溢れる。 フレッド・アステアもケイ・トンプソンも、負けじと芸人魂を発揮。あれだけ踊って息を切らさないとは! ・・・・・・・・・・・・ 【おまけ】 (morihideさんへのコメントにも書きましたが、) ルーブルの「サモトラケのニケ」は死ぬまでに必す見に行くべき。僕は確信して疑わないが、美術館はあのビーナスの配置を核にして存在している。 奈良に行けば、江戸時代、「弥次さん喜多さんが大仏殿で大騒ぎをしたエピソード」を思い出すように、パリのルーブルでニケのビーナスに対面すれば、2200年前のビーナスを仰ぐあの大階段を、60年前には「オードリーが赤いオーガンジーをひるがえして降りくだったシーン」も僕たちは思い出して、胸が踊るはず。 ファッション雑誌の編集がストーリーの土台となっている本作品だが、「映画」は、文化とその時代の空気の記録媒体としても、とても大切な働きをしている。
踊るオードリー
ストーリーはさておき、おしゃれな映像でそれだけで楽しめた。 オードリーが意外にめっちゃ踊る! ダンスが上手いのか上手くないのかよく分からない絶妙な動きだった。笑 相手役が年配すぎてそこが入っていけなかった。
ミュージカルによくあるストーリーそっちのけ感はあるものの、オードリ...
ミュージカルによくあるストーリーそっちのけ感はあるものの、オードリーの美しさが謎の満足感を与えてくれます。本当にお美しい。しかもスタイルも完璧でダンスも素晴らしいとはどれだけ恵まれた人なのか…。余談だけどファッション誌の編集部が舞台ということから、「プラダを着た悪魔」を思い出すシーンがちょこちょこ出てきたのがちょっとした発見。
可憐なオードリーの恋人役が58歳とは!?
フレッドアステア扮するファッション誌カメラマンディックエヴリーは新たな知的なモデルを探していたところ、オードリーヘップバーン扮する古本屋で働いていたジョーストックトンを見いだした。本を事務所に配達したジョーを捕まえてモデルにしようとしたところジョーは逃げ出してディックの暗室へ。ジョーは自分をファニーフェイスと思っていた。ディックはジョーを説得した。話はトントンと進んでいくのだが、このオードリーが28歳に対して当時のミュージカルスターフレッドアステアは58歳。ミュージカル調で見事な作品なれど、いくら古本屋の娘設定でもオードリーは可憐でキュートで素敵なのに恋人と言うには年齢差があり過ぎだよね。
6つの扉から、6人の美女が出て来る場面が、印象的
・米国の1955~65年頃の男女交際絡みの映画には、 歌と踊りが、多々出て来ると思った ・歌と踊り=ミュージカルがあちこちに有って良かった これを観ると楽しい気分になれるので良い ・最後の場面で、ヘップバーンがウエディングドレスで 男と踊る場面も印象的 ・ハッピーエンドで良かった
ヘプバーンは魅力的、まさにファニーフェイス。 フレッド・アステアが...
ヘプバーンは魅力的、まさにファニーフェイス。 フレッド・アステアがなんぼなんでも歳いき過ぎ。モデルにキスしまくるカメラマンってどうよ。 本作、ファッション業界に多大な影響を与えた模様。アステアの撮った写真とか何がいいのか、さっぱり私には分からなかった。着たきり雀の私には無理か(笑)
歌って踊れるオードリー♡
オードリー・ヘップバーンって踊れるんですね… ただ可愛いだけじゃないのね… そーかそういうことなのかそーだよなー( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) 地味から華美までのファッションショーが素敵だったけど、もっと素敵だったのが 身のこなしとさりげないファッションのフレッド・アステア オードリーとは歳の差が激しすぎると思ったけど あたしならイケる👍🏻秒で恋する… ホワイトのコート、水色のシャツとソックス、肩にかけたピンクのカーディガンww しかし 有名スタンダードナンバー「ス・ワンダフル」はこの映画だったのね…
ローマの休日を除けば、一番美しくオードリーを撮れている作品
オードリーがとにかく美しいです ローマの休日を除けば、一番美しく彼女を撮れていると断言します ただただその美しさ、かわいさにキュンキュンし通しでした 小さくて、華奢で、知的な女性という設定がぴったり グリニッジビレッジの本屋での野暮ったいようで実はグレーとブラックで統一したシックな服がまたお洒落で似合うこと! そして初めてドレスアップしてのカメラテストのシーンは腰を抜かすほどの美しさ パリでのグラビアロケシーンでもオードリーの魅力を全力で撮っています 駅での蒸気機関車を前にアンナ・カレリナをモチーフにグラビア撮影するシーンなどは彼女の涙にため息がでました 本作は歌やダンス、パリの風景もちろんオードリーの美貌が称賛されるのですが、並んで凄いのは 衣装と美術の素晴らしさです とても60年以上前の作品とは思えないファッショナブルな華やかさが作品全体にあります 衣装は高名なイーディス・ヘッドの才能が炸裂しています 美術やカメラはスタンリー・ドーネン監督の辣腕であると思われます オードリーの歌や踊りは十分良いのですが、フレッド・アステアとケイ・トンプスンが別格過ぎて一段落ちて見えるのは辛いところ 本当の芸人のそれも世界一の名人の切れのあるショーダンスは正に異次元レベルなのですから とはいえカフェでの前衛的なダンスは様になっています 本作はパラマウント作品ながら、全体の味わいは正にMGMの王道ミュージカルです ミュージカル好きなら外せません マギー編集長は「プラダを着た悪魔」のミランダ編集長の元ネタですね オマージュどころかそのものです お話もファッションに無縁な知的なヒロインがいつしかファッション業界にどっぷりつかるけれども最後は愛を優先するというお話も本作が下敷きにされていると思われます とにかくハッピーになれます
オードリー再発見のミュージカル
ファッション雑誌に見立てたオープニングは、今見ても斬新で、監督のセンスの良さが感じられます。お話はシンプルでテンポよく進み、オードリー、アステアの歌とダンスあり、オードリーによるジバンシーのファッションショーありと気分良く観られます。何よりも収穫は、モデルやダンサーとしてのオードリー再発見でした。
話はともかく綺麗な映像とダンス!
オードリー・ヘプバーンとフレッド・アステアの贅沢な組み合わせ。 ファッション雑誌の世界の話なので映像が色鮮やかで美しい。 ファッションモデルのオードリーの衣装と姿がもう素敵素敵! オードリーの歌声が聴ける映画としても有名だし 元バレリーナ志望だったオードリーのダンスも素敵。 そしてアステアのダンスも相変わらず素敵だし 女性編集長役のケイ・トンプソンもお見事!! 年末年始にお祭り気分で観るには楽しい映画ですね。 で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては やっぱりストーリーは古臭い〜〜 若い娘が成熟したおじさまに恋をしてしまう話。 今の時代なら、いくら素敵なおじさまでも、 出会って2時間くらいでいきなり唇にKissされたら もう、犯罪行為だわ!! で、パリでオードリーと出会う学者のおじさまも 学問に夢中になっている無防備な女の子を あまりに狙い過ぎていやらしい、いやらしい(笑) で、オードリーも本来の仕事を投げ出す様な 無責任極まりないダメ娘だわ〜〜。 オードリーって「ローマの休日」のアン王女役以外は 自覚が足りないダメダメ娘の役が多いんだよね〜〜。 まあ、当時の映画の製作者がみんなおっさんばっかり ってことが大きいんでしょうけど〜〜 ストーリーのダメなところは目を瞑って ミュージカルシーンとオードリーの美しさだけを観てください。 @もう一度観るなら? 「ミュージカルシーンとオードリーの美しさだけもう一度観たい」
歌よりも踊り!
オードリー・ヘプバーン自身の歌声を聴くことが出来る映画。 ただ、ヘプバーンは格別に歌がうまいわけではなく、フレッド・アステアとケイ・トンプソンの歌のうまさが際立つ。 ヘプバーンの見せ所は、歌よりもバレエの基礎を活かした踊りだと思う。 特に、カフェで見せる前衛ダンスは素晴らしい。 彼女の魅力である、豊かな表情がタンスの中でも見られて、とてもいい。 そして、アステアの傘やコートを使ったダンスに驚き。 何度テイクを重ねたのかは知らないが、結構長回しでゴマカシがない。 この時、アステアは56〜57歳だと思うが、実に軽やか。 ただ、顔は年齢を隠しきれない。 ヘプバーンとは30歳の差で、実際それくらいの差に見えるので、このラブストーリーに違和感を禁じ得ない。 とかく、ヘプバーンの主演映画では歳の差恋愛が多いような気がする。 「ローマの休日」('53)のグレゴリー・ペックとは13歳差。 「麗しのサブリナ」('54)のハンフリー・ボガートとも30歳差(ボガートはアステアより半年若い)。 「昼下りの情事」('57)のゲイリー・クーパーとは27歳差。 「シャレード」('63)のケーリー・グラントとは25歳差。 「パリで一緒に」('64)のウィリアム・ホールデンで、やっと11歳差。 と、いうように。 昔は、実力と人気が安定したスターを起用するために、役と役者の実年齢に開きがあることは珍しくはなかった。 しかし、 「或る夜の出来事」('34)のクローデット・コルベールとクラーク・ゲーブルは2歳差。意外と年が近かった。 「風と共に去りぬ」('39)のヴィヴィアン・リーとクラーク・ゲーブルは13歳差だが、原作ではバトラーが17歳上の設定だった。 「レベッカ」('40)のジョーン・フォンテインとローレンス・オリビエは10歳差。 「ジェーン・エア」('44)のオーソン・ウェルズはジョーン・フォンテインより2歳下だった。 「カサブランカ」('42)のイングリッド・バーグマンとハンフリー・ボガートでも16歳差だ。 (ボガートは若い女優と組むなぁ) 「めぐり逢い」('57)のデボラ・カーとケーリー・グラントは17歳差。 「あなただけ今晩は」('63)のシャーリー・マクレーンとジャック・レモンは9歳差。 と、並べて比べると、やっぱりヘプバーンは歳の差恋愛が多い。 ただ、 「ティファニーで朝食を」('61)のジョージ・ペパードとは1歳差で、 「おしゃれ泥棒」('66)のピーター・オトゥールは3歳年下ではあったが。
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