薔薇の素顔のレビュー・感想・評価
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異常だからが理由というのはすっきりしない
総合:65点
ストーリー: 55
キャスト: 70
演出: 60
ビジュアル: 70
音楽: 65
数々の異常者を剃り揃えて総出演のこの物語は、異常なことばかりがあって正直理解しづらい。犯罪を追及した作品としてみるとたいしたことはない。異常者がいかに異常であるかということに焦点が当たっていて、それが明らかになるときにその異常さを視聴者が感じるという筋立てである。だがそれほど洗練された良い物語とも思えない。例えばローズがみんなと関係を持つような異常性を見せる。何故そのような異常な行動をとるのかと疑問に思ったとき、異常者だからで済まされてしまう。全ての行動の理由の帰結が異常だからでは納得しがたい。
テレビ放送を見ると、かなり本編は編集されているようで、特に過激な場面は残念ながら編集されているようで、こちらのほうも堪能したとは言い難い。それでも「ラマン」以来ジェーン・マーチも見れたことだし、すっかりこのような役がはまっている彼女を、編集されていたとはいいつつ見れて良かった。
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