ハムレット(1990)のレビュー・感想・評価
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アナクロな話ではあるが、やっぱり、フランコ・ゼフィレッリは凄く良い...
アナクロな話ではあるが、やっぱり、フランコ・ゼフィレッリは凄く良いと思う。きちんと、時代考証はしていると思うし、殺陣と建物もCG等使っていないし、台詞も長回しをして、メル・ギブソンに芝居をさせている。高級なサスペンスドラマを見たと言う印象を持った。
願わくば、何故デンマーク王なのだろう?イングランドじゃ駄目だったのかなぁ?ハムレットが言うようにきちんと伝えないと、デンマーク王の血筋は狂人って事になってしまう。
ミレイのオフィーリアの絵を思い出した。悲しい。
また、王妃 母親に対して、本当は近親相姦的に愛を感じていたのじゃないかと僕は感じた。
そしてまた、オフィーリアに対して、尼寺に行けと言う台詞は、単純に修道女になれと解釈するのではなく、別の意味があるんじゃないかなぁ?と思った。あくまでも僕の見方だが。いずれにしても、今ではアナクロな話だが、シェークスピアはやっぱり凄い作家だと思う。昼見たマクベスは映画が悪すぎる。と言う事だ。
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ハムレット初見
原作に忠実
総合65点 ( ストーリー:65点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:75点|音楽:65点 )
昔々に原作を読んだのでよく覚えていないのだが、この作品は原作に忠実なようだ。古典舞台演劇らしい堅苦しい科白は出てくるが、あまりに舞台そのままの動きのない作品になっているわけでもない。セットや衣装もいいし、シェイクスピアを好きな人やこれから知りたい人には基本となる良い作品だと思う。でも自分は原作を読んで、その古い文章の表現法にちょっと辟易してたいしてシェイクスピアが好きなわけでもないので、映像でも楽しめる映画版を見てもやはりこんなものかなという感じです。
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