「ある程度のキリスト教の文化がないと理解に詰まるか…」バベットの晩餐会 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
ある程度のキリスト教の文化がないと理解に詰まるか…
今年16本目(合計1,108本目/今月(2024年1月度)16本目)。
リバイバル上映なのか上映されていたので見に行ってきました。
言語がわりと謎ですがデンマーク語なのでしょうか?(いわゆるリバイバル上映の類はパンフレットの類が存在しない)
多くの方が書かれている通り、この時代…というか現代でもいいですが…キリスト教に関する文化がないとわからないセリフは多いし、そこから発展する食事の話題もわかりにくい部分はそこそこあります(宝くじのことはある程度わかるが)。
特にセリフに関する部分でキリスト教の聖書の一句やいわゆる名言を引用するところがあり、ここまでくるともう当事者ではないと理解できないのでは…と思います。
ここ最近の映画であえて同じ趣旨をあげるとすれば「ポトフ」がまぁ比較的近いといえば近いですが、「あえて近いものをあげれば」程度です。また、本国では子供向け…とはいわないにせよ、16~18歳くらいの子に見せることを想定しているのか、かなり「道徳の教科書ならぬ道徳の映画」的な部分が多々見られます(意図したものかどうかは不明)。
ただいずれにしても、当時のキリスト教文化の事情や食事事情、宝くじに関すること(描かれている通り、現在の各国とは法律等は異なっても発行はされていた模様)など「少し前の文化」に興味があればおすすめといったところです。
採点上特に気になる点までないのでフルスコアで切り上げにしています。
コメントする