「24-2ndのクライマックスは、この作品へのオマージュですか?」パニックインスタジアム よしさんの映画レビュー(感想・評価)
24-2ndのクライマックスは、この作品へのオマージュですか?
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無差別狙撃を狙う犯人と、それを阻止せんとする警察の攻防を描く物語。
1976年製作のパニック物ですね。半世紀近く経ってもなおCS放送される作品ですから、流石に高いクォリティを感じる作品でした。
明るく晴れ渡った空、喜び興奮する観客、明るい喧噪に包まれるスタジアム。それに対比するような狙撃犯の描写が素敵です。顔も、声も、動機も・・・名前すら最後まで明かされない・・・そんな犯人像が、不気味さを際立たせます。
銃撃戦は、思いの他地味に描かれていますが、それでも緊迫感はしっかりと感じることが出来ました。
中盤が冗長に感じたのが残念なところ。序盤に登場した観客たちがスコープ内に映し出されることで、緊迫感を感じることも出来ましたが、もう少し短くしても良かったかもしれません。
また、クライマックスはもう少し派手な方が、逆にリアルだったかもしれません。例えば、被弾覚悟でヘリからの銃撃を行う・・・とか、犯人に顔を出させない為に低い位置から乱射する警官隊・・・とか。逆に、犯人に防弾チョッキを着せる等すれば、「説得力のある派手な銃撃戦」を映せたかもしれません。
私的評価は普通にしました。
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