「ネンショーの王」バッド・ボーイズ(1983) 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
ネンショーの王
争いから生まれる暴力の連鎖に安まる暇もなく、そんな生活に疲れ、逃げ出したくなったのか?
ラストのオブライエンの表情からそう汲み取れるが、果たして更生への道に辿り着けるか?
彼女に対しての優しい気持ちはあれど、根っからの悪党ってイメージは拭えない、アメリカの量産された80's青春映画の中でもシリアスに描かれた不良少年たちに希望が見つからない。
イギリス映画「SCUM/スカム」に影響されたような救いのない陰鬱な雰囲気が少々、「初体験 リッジモント・ハイ」で能天気な不良サーファー、ジェフ・スピコーリを演じたショーン・ペンが正反対の不良少年ってより非行少年を、若かりしショーン・ペンの本気度が素晴らしい。
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