劇場公開日 1994年11月12日

「綺麗な西部劇」バッド・ガールズ Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5綺麗な西部劇

2013年3月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

総合:65点
ストーリー: 60
キャスト: 70
演出: 70
ビジュアル: 70
音楽: 70

 銃を日頃使っていない娼婦がいきなり強盗団を襲い銃撃戦をするというのは無理だろう。でも社会の荒波にもまれて辛酸を舐めて苦労しながらも、娼婦に身をやつしても精一杯生きていこうとする物語は共感が持てた。近代化が進んでいるとはいえまだまだ厳しいご時世だから、女が自分で自分の面倒を見るというのがいかに大変かというのを取り入れているのは良い。非現実的な銃撃戦を控えめにして、弱い立場の女性の人生により焦点を当てればもっと質の高いものになっていたのではないか。それと女性が主人公なのだからだろうが、西部劇の割にみんな土埃にまみれていないというか、こざっぱりとして化粧もして綺麗すぎるのが舞台に対して浮いている感じがする。

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Cape God