パッセンジャー57

劇場公開日:

解説

似た気質を持ったテロリストとテロ対策の専門家が、飛行機という密室の中で知恵比べともいえる戦いを繰り広げる。監督はもともとは俳優であり、のちにTV映画「ルーツ」を監督したケヴィン・フックス。製作はリー・リッチ、ダニエル・L・ポールソン、ダイラン・セラーズ。脚本はダン・ゴードンとデヴィッド・ロフリー。

1992年製作/84分/アメリカ
原題または英題:Passenger 57
配給:ワーナー・ブラザース
劇場公開日:1993年5月15日

ストーリー

レイン(ブルース・ペーン)は、ここ一年間に起こった4回の航空機爆破事件の犯人。頭が良く、人を引き付ける魅力と行動力を兼ね備えているが、感情や良心というものがなく、情報当局者たちは彼を恐怖のレインと呼んでいた。FBIに拘留されたレインは、ロサンゼルスで行われる裁判のために護送されることになったが、なんと驚いたことに、護送には飛行機が使われた。その飛行機にはジョン・タッカー(ウェズリー・スナイプス)が乗り合わせていた。ジョンはレインと同じく、頭がよく行動力に溢れた男だが、中味は正反対。火の打ち所のない経歴の持ち主で、テロ対策の専門家としても世界でトップ・クラスの人物だった。妻がピストル強盗の犠牲となってからは、第一線を退いて、もっぱらセキュリティーのノウハウを教える仕事に従事していたが、大手航空会社の重役になっている旧友の勧めで、その航空会社のテロ対策専門官の職に就くことになり、ロサンゼルスに向かう途中だったのである。ところがレインの方はロサンゼルスに行く気など毛頭ない。離陸後、レインは仲間と一緒にFBI捜査官たちを殺し、航空機をハイジャックする。レインの残虐な計画を阻止するために、ジョンは飛行機の燃料を抜いてしまう。着陸するより他なくなったレインたちは近くにあった小さな飛行場に降り立つ。ジョンに濡れ衣を着せ、逃げるレイン。それを追うジョン。レインたちは再び燃料を積んだ飛行機に乗って離陸しようとするが、ジョンは滑走中の飛行機に車で追いつき、飛び移る。機上での格闘の末、ジョンはレインを逮捕するのだった。

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映画レビュー

4.5シンプルイズベスト

2024年9月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

王道の中の王道
余計な捻りやトリックは一切ない
余計なシーンや会話も一切ない
緩急のあるスピードで物語はどんどん進んでいく

排除した後に輝く光の強さたるや

ワイヤーやCGを使わない黒人アクション俳優
昨今のパワーでなく、芯が折れない本当の意味で強い女性
狡猾で賢い親玉
抜けてない子分達
登場人物達が光輝いている

特に悪役
派手さは無いものの残虐性と頭の回転の良さが黒く輝いている
悪役が光る作品は名作の証

当時の時代設定はあるもののファンタジーはかなり少なくリアリティ路線で、迫力のあるシーンは少ないものの本当にやっているからこそ出る良さがある

古い作品だが本当に面白かった

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高い坂

1.0孤軍奮闘

2023年2月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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odeonza

2.0☆☆☆ 〝 いつも黒に賭けろ 〟 スナイプス版『ダイハード』は、航...

2020年4月7日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
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松井の天井直撃ホームラン

3.0ウェズリー・スナイプス、B臭航空版『ダイ・ハード』でアクション開眼!

2019年8月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

興奮

ハイジャックされた旅客機に乗り合わせたテロ対策のスペシャリストが、単身テロリスト一味に立ち向かう…!
1992年製作。この年代のハリウッドらしい、THE王道娯楽アクション。

本当にただそれだけ。変に捻りも凝りもナシ。
尺も84分と短く、それ故航空版『ダイ・ハード』路線の設定ながらどうしてもB級に感じてしまうが、その分テンポよく、ふんだんのアクション・シーンやスリリングな展開で単純明快に見れる。
乗務員のほとんどが実はテロ主犯の仲間。
孤軍奮闘。
空飛ぶ密室。
乗客も犠牲に。
この絶体絶命の危機に、主人公はどう立ち向かう…!?
危機を切り抜ける荒業として、燃料を捨てて緊急着陸させる。着陸してしまった分映画としては緊迫感半減かと思いきや、着陸したらしたでハラハラの駆け引きや展開あり、再び機内に戻ってのクライマックスへ。

ツッコミ所や難点の多さもお約束。
冷酷で頭も切れるテロ主犯だが、あの冒頭の手術シーンはどういう設定だったんだろう…?
テロ仲間、所々無能。
主人公とテロ主犯の頭脳戦…なのかな?
ある悲しい過去を背負った主人公だが、あくまで設定止まり。
…などなど。

本作前は人間ドラマなどへの出演で実力派だったウェズリー・スナイプス。
本作でアクション開眼。マーシャルアーツやキレのいいアクションを見せてくれる。
(個人的に)強烈な印象残した『デモリションマン』はこの翌年で、そして『ブレイド』へ繋がっていく。

どーでもいい事だけど、隣席のおばあちゃん、誰と勘違いしたんだろう?
この年代だから、やっぱエディ・マーフィ?

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近大

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