バックドラフトのレビュー・感想・評価
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舞台となった米シカゴで当時活躍していた現役の消防士が多数出演。 何...
舞台となった米シカゴで当時活躍していた現役の消防士が多数出演。
何年か前のシカゴ出張時、空き時間を使ってささやかなロケ地巡りをしたことを思い出す…。
信念を貫く消防士たちの勇姿は昨今、なかなか劇場で上映される機会に恵まれない。
数年前に続編製作の話も浮上しましたが、その後、続報は届かずどうなっているのだろうか……。
ハリボテの巨人
「午前十時の映画祭」で鑑賞。
ハリウッド映画(なんだろうな、これ)、直球ど真ん中の作品。
消防士兄弟の絆を軸に、不正事件の真相を暴いていくエンターテインメント大作ですが、正直いって、僕はそれほど優れた作品だとは思いませんでした。
生き物のように炎をとらえた火災現場のシーンはスペクタクル感全開で圧倒されたけど、全体的に見るとハリボテの巨人のような映画に映り、どうも面白くなかった。
それから、笑いもちりばめられていますが、ホースに引っかかったブラジャーのところなんかは、ユーモアが緊張感や緊迫感を阻害しているように感じた。
この手の作品――いや、多くのアメリカ映画――に求められるであろう「勇気」や「勇敢さ」が空回りして見え、終盤は大仰な音楽を虚しい気持ちで聴きました。
兄弟愛
王道ストーリー
誇り高きシカゴ・ファイア
午前十時の映画祭13にて。
こんなに泣ける映画だったとは記憶していなかった…こっちの涙腺が緩くなってる所為でもあるが…。
ハンス・ジマーによるテーマ曲はフジテレビの「料理の鉄人」で有名になったが、名曲だと思う。
この映画で“バックドラフト現象”というものを知ったでしょう、皆さん。
主人公兄弟の弟役はキャスティングが難航し、ウィリアム・ボールドウィンはオファーされた兄のアレック・ボールドウィンからの紹介で決まったとか。
ブラッド・ピットはオーディションで不採用だったが、トム・クルーズ、ジョニー・デップは出演を断ったという話は有名だ。
他にも人気若手俳優たちが出演を断ったらしいが、それは弟よりも兄のキャラクターの方が魅力的だったからだろうと、想像する。カート・ラッセルはこの兄のキャラクターのことをトム・クルーズから聞いて自ら出演交渉をしたというのだから、トムが兄のキャラクターに魅力を感じていたことは事実だろう。
W主演のカート・ラッセルを始め、ロバート・デ・ニーロ、ドナルド・サザーランド、スコット・グレン、J・T・ウォルシュという実力派俳優がタレ目のナイスガイを支え、相手役としてジェニファー・ジェイソン・リーが色を添えている。
が、私は兄の元妻役のレベッカ・デモーネイが好きだった。この映画のヒロインはジェニファー・ジェイソン・リーだから、初登場場面の演出はジェニファーにインパクトを持たせているが、私は何気ないレベッカ・デモーネイの初登場シーンにこそドキッとした。
当時、男臭い漢の代表格だったカート・ラッセルが、元妻に「君が恋しい」と情けなくすがる場面が堪らなく良かった。
火災のシーンでは本物の火を使い、逆回転や特殊セットを駆使して撮影されたそうだが、まるで炎が生き物のごとく襲いかかって来る様を見事に表現している。
メインキャストたちが炎の間近でノースタントで演じたことは、今や伝説。
トム・クルーズがノースタントに拘るのは、この映画で消防士を演じなかったことへの後悔からかもしれない…。
連続放火事件のサスペンスを縦軸に、消防士兄弟の確執を通して消防士の在り方を問うドラマが横軸になっている。
事件の種明かしはリアリティーに欠けるが、ベテラン調査官ロバート・デ・ニーロと新人消防士ウィリアム・ボールドウィンがバディを組んで捜査にあたり、服役中の放火犯ドナルド・サザーランドにヒントを請うなど、犯罪捜査サスペンスの面白要素が詰め込まれている。
実際に消防署の調査官が犯人の捜査まで行うのかは、知らないが。
人間ドラマは、重厚とは言えないが、熱い。
消防士としての高い資質を父親から受け継ぎ、炎を読むことができる兄のスティーブン。
子供の頃目の前で父親が殉職し、悲劇の少年として世の中の注目を集めた弟のブライアン。
兄に対して劣等感を持ち続けている弟という図式。
クライマックスは火災現場でのバトルアクション。
このシークェンスの最後に兄のスティーブンが言う「あれを見ろ!俺の弟だぜ、チクショウ!(Look at his.That’s my brother goddamn it.)」が、この映画のドラマ面を熱く締めくくる。
消防士という仕事は、職業に貴賤はないとはいえ、崇高な仕事の筆頭だろう。
9・11テロ事件では、人命救助のために命を落としたり重傷を負った消防士たちがいた。
カート・ラッセルとウィリアム・ボードウィンは、今なおアメリカの消防士たちのアイドルだという。
監督のロン・ハワードは、その後アメリカ議会に消防士の待遇改善を訴えている。
隠蔽はダメ絶対(どっちもどっち)
炎は生き物
映画のセリフにもあったように、炎そのものに生命や意思があるかのような火災の描写は心底恐ろしくかったです。また、その火災を命がけで消火しようとする消防士達の映画ですが、私はこの映画で「バックドラフト」という現象と名前を知りました。消防士という職業に対する使命感と誇りが感じられる映画ですが、こんな危険な仕事を職業にするには、単に生業だけでは収まらない強い意識があるのでしょうか。時に行き過ぎてしまうことも…。
公開当時、カート・ラッセルが大好きでこの映画は何度も見ましたが、やはり彼は男臭くていいですね。消防士さんたちの命がけの活躍があって街が守られるのだと、再確認できました。消防士さん達が生きて家族や恋人のもとに帰れますように。
今回、こちらのレビューで本物の消防士さん達が映画に出演されていると初めて知りました。教えてくださった方ありがとうございます。
消防士映画の傑作
迫力ある消火活動とその裏にある陰謀
この音楽はこの映画でこそ。
大変な、
30年以上振りに映画館で鑑賞
私の好きな映画ベスト3には入るバックドラフトが、午前10時の映画祭で上映されていることを知り、早起きして観に行きました!
もう何度もDVD等で鑑賞してますが、やっぱりバックドラフトは、スクリーンで見るのが最高!迫力が違いました!
30年経つとは思えないぐらい、ストーリーもしっかりしていて、何度見ても感動します。
当たり前ですが、キャストもみんな若かったな〜
カート・ラッセルも、ロバート・デ・ニーロも、みんな良い味出してました。
いや〜良い映画は、何度見ても、何年経っても良いものですね!
私は、兄弟愛や家族愛ものにめっぽう弱いので終始泣いてました!
30年振りに映画館で鑑賞できて良かったです!
まだ、見たことがない方は、是非スクリーンで見てください!
大迫力と兄弟の絆に感動
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