バックドラフトのレビュー・感想・評価
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舞台となった米シカゴで当時活躍していた現役の消防士が多数出演。 何...
舞台となった米シカゴで当時活躍していた現役の消防士が多数出演。
何年か前のシカゴ出張時、空き時間を使ってささやかなロケ地巡りをしたことを思い出す…。
信念を貫く消防士たちの勇姿は昨今、なかなか劇場で上映される機会に恵まれない。
数年前に続編製作の話も浮上しましたが、その後、続報は届かずどうなっているのだろうか……。
ハリボテの巨人
「午前十時の映画祭」で鑑賞。
ハリウッド映画(なんだろうな、これ)、直球ど真ん中の作品。
消防士兄弟の絆を軸に、不正事件の真相を暴いていくエンターテインメント大作ですが、正直いって、僕はそれほど優れた作品だとは思いませんでした。
生き物のように炎をとらえた火災現場のシーンはスペクタクル感全開で圧倒されたけど、全体的に見るとハリボテの巨人のような映画に映り、どうも面白くなかった。
それから、笑いもちりばめられていますが、ホースに引っかかったブラジャーのところなんかは、ユーモアが緊張感や緊迫感を阻害しているように感じた。
この手の作品――いや、多くのアメリカ映画――に求められるであろう「勇気」や「勇敢さ」が空回りして見え、終盤は大仰な音楽を虚しい気持ちで聴きました。
兄弟愛
スティーブン(兄)は、圧倒的リーダーです✨
「鬼滅の刃」でいうところの煉獄さんですね🔥
裏切った相手をも助けようとする男気・・
私だったら助けられるかな・・・
ブライアン(弟)も最後は勇敢に炎に立ち向かいました🔥
最後は私が望むラストシーンではなかったですが、
タワーリング・インフェルノやバックドラフトを観て改めて感じた事は、
消防士の仕事がどれだけ過酷か、命がけで人々を助ける仕事かを思い知りました。敬意しかないです🫡
父の遺志を継ぎ消防隊員となった兄弟。火の海で見た人物は・・・・。
はじめての鑑賞
映画は見たことないが、大阪のUSJでバックドラフトのアトラクションは経験済み
(この映画のアトラクションだったんだな)
消火活動中に殉職した父の跡を継ぎ
消防隊員となった主人公『ブライアン』
同じく消防隊員である兄『スティーブン』は
弟を自分が隊長を務める消防隊に配属する
優秀な兄の活躍を目にし
思うように活躍できない自分にいら立つブライアン
自信を失ったブライアンは現場を離れ調査室勤務を選ぶ・・・
という物語
ブライアンの離れた消防隊では
火災現場で発生する「バックドラフト」によって
死者・重傷者が続出する
調査が進むと、人為的に仕組まれたバックドラフトの疑いが明らかになる
もちろん、火災現場に詳しい人間が疑われるのだが・・・
オンリー・ザ・ブレイブのような消防隊員の活躍を描く物語と思っていたが
消防施設の土地に絡む利権がらみの謎解きが始まる
なかなか面白い
ドラマ『ハヤブサ消防団』を見た時もだが
若いころ20年間ほど消防団員だったことを思い出した
研修では現場で起こるバックドラフトの危険性を学んだし
火災現場で放水したこともある
ホースが暴れるシーンはとてもリアルだった
映画自体は面白かったのだが
目と耳が疲れた
現代のおとぎ話 天使が舞い降りた 誠実さとは?責任感とは? 仕事や...
現代のおとぎ話 天使が舞い降りた
誠実さとは?責任感とは? 仕事や仲間や子どもや兄弟や妻へ
自分で自分をネグレクトして、もちろん周囲に当にできる奴などいなくて、
自分の中に兄のような第2の自分を作り自分を助けてあげること
ホストやバーの店員ではなく本当の思いやり愛情とはこういうこと
アメリカ人でこういう人おったんか もっと情にはドライ、個人主義だと思ってた
裏切った仲間とともに最後まで一緒にという姿勢 結局一人助かって救急車まで行ったけど最後絶命でも側に弟がいた 硬派な兄とモテる弟という関係
消防士に根付くアイルランドの文化が異様に目立つ踊りトリニティダンス
文化とは本来いびつなものなのか
途中に歌が入るこの時代の青春映画の特徴なのか
最後弟の満たされた表情のアップで終わる素晴らしい
兄を思い出しながら自分の仕事生き方に誇りを持っている感じがよく伝わった
自然と感動する こんなに素直に感動する映画は久しぶり
ロン・ハワード監督が上手だから でもカメラワークよくわからないセリフグロテスクな映像(黒焦げ)などちょっと下品なところがあって芸術映画ではない感じがする
また兄弟BLとしても萌える二人だけのシーンがよくある反目しあってる兄の存在感や弟の優男キャラがいい感じに萌える
王道ストーリー
言い方がよくないけど登場人物が出そろう時点で、だいたいこうなるんだろうなーと思うままのストーリー。
でも細かい謎解きだったり、火事のリアリティだったり、それぞれの要素がすごくハイレベルで、飽きることなく観れる。アメリカのエンタメ映画のお手本のよう。
特に炎の迫力は今の映画にも劣らない。
家族物の王道ストーリーが観たいなら超オススメ
誇り高きシカゴ・ファイア
午前十時の映画祭13にて。
こんなに泣ける映画だったとは記憶していなかった…こっちの涙腺が緩くなってる所為でもあるが…。
ハンス・ジマーによるテーマ曲はフジテレビの「料理の鉄人」で有名になったが、名曲だと思う。
この映画で“バックドラフト現象”というものを知ったでしょう、皆さん。
主人公兄弟の弟役はキャスティングが難航し、ウィリアム・ボールドウィンはオファーされた兄のアレック・ボールドウィンからの紹介で決まったとか。
ブラッド・ピットはオーディションで不採用だったが、トム・クルーズ、ジョニー・デップは出演を断ったという話は有名だ。
他にも人気若手俳優たちが出演を断ったらしいが、それは弟よりも兄のキャラクターの方が魅力的だったからだろうと、想像する。カート・ラッセルはこの兄のキャラクターのことをトム・クルーズから聞いて自ら出演交渉をしたというのだから、トムが兄のキャラクターに魅力を感じていたことは事実だろう。
W主演のカート・ラッセルを始め、ロバート・デ・ニーロ、ドナルド・サザーランド、スコット・グレン、J・T・ウォルシュという実力派俳優がタレ目のナイスガイを支え、相手役としてジェニファー・ジェイソン・リーが色を添えている。
が、私は兄の元妻役のレベッカ・デモーネイが好きだった。この映画のヒロインはジェニファー・ジェイソン・リーだから、初登場場面の演出はジェニファーにインパクトを持たせているが、私は何気ないレベッカ・デモーネイの初登場シーンにこそドキッとした。
当時、男臭い漢の代表格だったカート・ラッセルが、元妻に「君が恋しい」と情けなくすがる場面が堪らなく良かった。
火災のシーンでは本物の火を使い、逆回転や特殊セットを駆使して撮影されたそうだが、まるで炎が生き物のごとく襲いかかって来る様を見事に表現している。
メインキャストたちが炎の間近でノースタントで演じたことは、今や伝説。
トム・クルーズがノースタントに拘るのは、この映画で消防士を演じなかったことへの後悔からかもしれない…。
連続放火事件のサスペンスを縦軸に、消防士兄弟の確執を通して消防士の在り方を問うドラマが横軸になっている。
事件の種明かしはリアリティーに欠けるが、ベテラン調査官ロバート・デ・ニーロと新人消防士ウィリアム・ボールドウィンがバディを組んで捜査にあたり、服役中の放火犯ドナルド・サザーランドにヒントを請うなど、犯罪捜査サスペンスの面白要素が詰め込まれている。
実際に消防署の調査官が犯人の捜査まで行うのかは、知らないが。
人間ドラマは、重厚とは言えないが、熱い。
消防士としての高い資質を父親から受け継ぎ、炎を読むことができる兄のスティーブン。
子供の頃目の前で父親が殉職し、悲劇の少年として世の中の注目を集めた弟のブライアン。
兄に対して劣等感を持ち続けている弟という図式。
クライマックスは火災現場でのバトルアクション。
このシークェンスの最後に兄のスティーブンが言う「あれを見ろ!俺の弟だぜ、チクショウ!(Look at his.That’s my brother goddamn it.)」が、この映画のドラマ面を熱く締めくくる。
消防士という仕事は、職業に貴賤はないとはいえ、崇高な仕事の筆頭だろう。
9・11テロ事件では、人命救助のために命を落としたり重傷を負った消防士たちがいた。
カート・ラッセルとウィリアム・ボードウィンは、今なおアメリカの消防士たちのアイドルだという。
監督のロン・ハワードは、その後アメリカ議会に消防士の待遇改善を訴えている。
隠蔽はダメ絶対(どっちもどっち)
公開当時からめっちゃ好きで、ハンス・ジマーにひたすら痺れた作品。「午前10時の映画祭」のお陰で久々に堪能。やっぱり格好良いわぁ。こういうオールドタイプな人間やらせたらカート・ラッセルはピカ一でございますね。妖怪と戦ってるのも好きだけども笑笑笑
でもやっぱり(当時も思った)アックスの件は引っ掛かっちゃうんだよなぁ。ティムの事もあるし、何であれキチンとした決着は付けないといけないと思う。その一点において−1.0だけども、大好きにかわりはない。ちゃんと火が生き物の様なもの凄いよねホントに。USJ効果なのか結構ヤングがいてオジサンは嬉しかったよ。
料理の鉄人のテーマは元々バックドラフトでした
91年の作品
初鑑賞
この作品にモロ影響を受けてクラスメートは消防士になった
監督は『アポロ13』『ダ・ヴィンチ・コード』のロン・ハワード
脚本は『バックドラフト2』のグレゴリー・ワイデン
シンプルに新米消防士が一人前になる成長を描いた青春ヒューマンドラマかと思ったらちょっと違った
でも結局のところなんやかんやで兄の遺志を受け継ぎ消防士に復帰するわけだけど
遅ればせながら『料理の鉄人』のテーマは元々『バックドラフト』のテーマだと今回知った
ハンス・ジマー作曲
『料理の鉄人』のディレクターだかプロデューサーだか知らないがこの映画にいかに感動したのか伝わってはくる
その点でいうと『メジャーリーグ』のテーマソングなのに大仁田のテーマソングだと言い張る者がYouTubeのコメント欄にいたがそういう無知って悲しい
主人公は職を転々とし兄と同様に消防士になったがそれもすぐに辞めてしまった
市議会議員のスカウトで放火捜査官の部下として異動することになった
その放火捜査官は元消防士
連続放火の被害者3人と市議会議員は繋がって
いた
3人は会計士で議員と4人で不動産会社を運営していた
シカゴの財政合理化を名目に消防署を閉鎖して
市民センターを建てて儲けようという魂胆だ
それを許さないある消防士は行動に出てしまったのだった
なんといっても火の勢いがすごい
火がリアルに怖い
迫力のある映像
エイリアンやゴーストより火災の方がよっぽど怖い
消防車の荷台の上でエッチをするとはなんて不謹慎な
村西とおるでさえそんな撮影はしていないのによくやるよ
熱いファイトでした
新人歓迎会でのスピーチに茶々を入れられニコやかに「僕の遺書から君の名を削るよ」って台詞好き
配役
職を転々としやっと消防士なったがそれも辞めてリムゲイルの部下になるブライアン・マカフレイにウィリアム・ボールドウィン
ブライアンの兄で第17分隊隊長の消防士のスティーブン・マカフレイに、カート・ラッセル
元消防隊員で放火犯罪捜査官のドナルド・リムゲイルにロバート・デニーロ
マカフレイ兄弟の亡き父親の元部下で古株消防士のジョン・アドコックスにスコット・グレン
ブライアンの養成学校からの同期の新人消防士のティム・クリズミンスキーにジェイソン・ゲドリック
スティーブンの元妻のヘレン・マカフレイにレベッカ・デモーネイ
ブライアンの元恋人でスウェイザクの秘書を務めるジェニファー・ヴァイトクスにジェニファー・ジェイソン・リー
合理化で消防士の人員を削減しようとしている市議会議員のマーティン・スウェイザクにJ・T・ウォルシュ
服役中の連続放火魔のロナルド・バーテルにドナルド・サザーランド
主役はボールドウィンだが明らかにラッセルやデニーロに役を食われた感あり
サザーランドもなかなか凄みがあった
単なる消防モノじゃなかったのね
午前十時の映画祭にて鑑賞。
同時期に上映していたタワリング・インフェルノに比べれば火事の迫力は段違いで時代の進み具合、そして、USJでアトラクションになる理由も納得です。
エンタメ感強い。でもラストは落涙
迫力、ストーリー、エンタメ感、音楽、俳優の豪華さもさすがと言うしかない。これぞハリウッド映画、という感じ。
兄弟ふたりの物語で、最後はどうしても感涙してしまう。
ブライアンの成長した表情がとてもいい。
炎は生き物
映画のセリフにもあったように、炎そのものに生命や意思があるかのような火災の描写は心底恐ろしくかったです。また、その火災を命がけで消火しようとする消防士達の映画ですが、私はこの映画で「バックドラフト」という現象と名前を知りました。消防士という職業に対する使命感と誇りが感じられる映画ですが、こんな危険な仕事を職業にするには、単に生業だけでは収まらない強い意識があるのでしょうか。時に行き過ぎてしまうことも…。
公開当時、カート・ラッセルが大好きでこの映画は何度も見ましたが、やはり彼は男臭くていいですね。消防士さんたちの命がけの活躍があって街が守られるのだと、再確認できました。消防士さん達が生きて家族や恋人のもとに帰れますように。
今回、こちらのレビューで本物の消防士さん達が映画に出演されていると初めて知りました。教えてくださった方ありがとうございます。
消防士映画の傑作
素晴らしい作品です。
これ以上の消防士映画はないと思います。
CGも使われていると思いますが、当時はまだセット撮影もかなりあったはず。役者さんも撮影大変だったと思います。それにしても、火の迫力は桁違いで観る者を圧倒し続けています。
兄弟の絆、消防士を取り巻く環境、家族愛等全てがつまっています。
音楽も忘れ難い名曲です。
時間がある方はぜひ観て欲しいです。
「火」という獣と戦う漢達
午前十時の映画祭にて鑑賞。
火災の迫力や放火犯探しのサスペンス、消防士への畏怖と敬意などスリリング満載であった。
当時のCG技術もさることながら実物の臨場感たるや。
火の恐怖と理不尽さには殺意すら感じる。
アメリカらしい映画
この映画を見て心躍らぬ人がいるであろうか。社会正義として、親子兄弟の関係について、アメリカならではの映画と言ってもいいかも。単純だけど映像の凄さが単なる人情物にしないところがすごい。
迫力ある消火活動とその裏にある陰謀
元消防士だった父が消火活動中に殉職した20年後、息子の兄弟のうち兄は消防士として活躍し、弟も職を転々としてたが、消防士の訓練校を卒業して新米消防士となり兄と同じ部隊に配属になった。
消火活動とともにバックドラフトと呼ばれる爆発事故が連続して起き、事故か事件か、捜査官が調査に入り・・・てな話。
消火活動のシーンだけでも迫力あったし、それに謎解き要素や恋愛要素も加味され、なかなか面白かった。
バックドラフトという現象を本作で初めて知った。それを故意に起こさせ事故に見せかけて復讐をするという推理要素もあり面白かった。
この音楽はこの映画でこそ。
他のところで使われて聴き慣れた音楽だけど、ハンス・ジマーのテーマ曲はこの作品であってこそ。オープニングの消防車の出動にこのテーマ曲が流れたところで鳥肌が立った。
ロバート・デニーロはこの頃(今も)、怪演や客演が多かったけど、普通の人(消防捜査官)を演じたこの映画のデニーロが一番カッコいい。
FBIやCIAの偉い人になる前のスコット・グレンはカッコいい。
ロン・ハワード作品の男たちはカッコいいし、女たちは美しい。
この頃のロン・ハワード作品をまた観たくなった。
自分が年老いた今、「コクーン」観たら泣くだろうな。
再来週は「タワーリング・インフェルノ」だ。楽しみで仕方ない。午前十時の映画祭ありがとう。
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