「続編として完璧」バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 77さんの映画レビュー(感想・評価)
続編として完璧
本当に当初は続編作る気なかったの?ってくらい自然で完璧なストーリー。
シリーズものは1をピークに右肩下がりになってしまいがちですが、
BTTFはまるで最初から1つの作品だったような感じで、
それでいてこんなに上手く1の設定を使うのか、って予想の斜め上をいく期待以上の続編でした。
作り手が楽しんでいるのが伝わってきて1に引き続きBTTFワールドに魅了されました。
2ではあっちにいったりこっちにいったりでタイムスリップ物の醍醐味を堪能できます。デロリアン大活躍♪
1は過去だったから2はずっと未来なのかな?と思っていたらまさかのまた1955年!
1のスピンオフ的な作りがたまりません。
「おまけ」(にしては豪華すぎるけど)らしい裏話みたいな演出もファンには嬉しいサービスです。
同じ時代に同じ人(物)が2以上存在するから頭使いましたw
元々続編を作る予定はなかったということは1と被る部分も丁寧に撮り直してるということですよね。
使える部分は使ってましたが演者さんもスタッフさんも大変な手間隙だったと思います。
本当にお疲れ様とありがとうの気持ちでいっぱいになる作品です。
これで3と同時撮影だっていうんだから驚きです。
役者のみなさんは1人最低2役以上。
マイケルJフォックスに至っては女装まで!(可愛かったw)
特に当時20代半ばの役者さんが少年少女〜中年、老人まで演じてたのはホントに全部同じ人!?ってなるくらい差別化できてて、かといってコントになりすぎず視聴者冥利につきましたw
それとビフを演るのは本当に楽しそうw
2015年の未来の街設定の世界観も楽しくって良かったです。
一番はやっぱり空飛ぶスケボー(にマーティがアレンジしたもの)。
余すことなく各時代で活躍させてるのがさすがですよね。
というかマーティのスケボーシーンはどの時代も最高にわくわくします。
感化されたスケボー少年達の気持ちがすごくわかるw
もうすぐ現実でもその2015年ですがその頃どうなってるのでしょうか。
こういう近未来を描いた作品は実際に越すとそこまで進歩しなかったねっていうのが多いですが
電話はもう昔の人の想像を遥かに越えてますもんね。
新しいiPhoneなんて平成育ちの私が見ても「あんなこといいなできたらいいな」の世界です。
ここへきて光速より速いものを発見とか…。もしかしたらもしかするのかもしれません。
ただ私は例えそれが可能になってもタイムマシーンは反対派です。
なんだかんだ人生はどうあがいても一人一回というのがいいのです。
学者先生達が世界に貢献して素晴らしいのは重々承知な上で、医療の発達のしすぎもどうかと思ってしまうくらいなので
タイムマシーンはお話の中だけで楽しませてくれるものであり続けて欲しいなと思うのです。
2は2だけで完結しないのにも関わらず映画としてのクオリティは申し分なく、
本来3と別々にする予定じゃなかったなんて信じられないくらいのボリュームで大満足です。
2と3の間隔も半年と良心的なのもそのことを考慮してるからですよねきっと。
でも当時の人は待ちきれなかっただろうなあ。
続編のきっかけにもなったTO BE CONTINUEで終わらせる粋な演出にまたまた最後でわくわくさせられました。