劇場公開日 1992年12月12日

「涙なしには観られません」二十日鼠と人間(1992) live_at_luxorさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0涙なしには観られません

2009年10月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

幸せ

久し振りに強烈に心を揺さぶられる作品に出会いました。
文句なしにお気に入りマイベストの5本の指にランクインです。

冷静で知的な主人公ジョージ(ゲイリー・シニーズ)と
大柄で少し頭の弱いもう一人の主人公レニー(ジョン・マルコビッチ)。

恐慌時代のカリフォルニアを舞台に転々と農場を移りながら働く2人。
いつか自分達の牧場を持つ事を夢見ながらいつも一緒に頑張っています。

知的障害のあるレニーは行く先々でトラブルに巻き込まれてジョージに助けられていますが
旅の途中や農場の宿舎でジョージは将来の夢を語り聞かせ、それを満面の笑みで聞くレニー…。
2人の間には確かな絆があります。

そんな2人が新しい土地で将来の夢に賛同してくれる新しい仲間と出会い、
みんなで一緒に計画を語り合う夜には観ているこっちまでドキドキワクワク。顔は自然とニヤニヤ…。
たまらなく大好きです。ああいう感じ。仲間っていいですね~。

ただし物事はそうそう上手くはいかないもので、その後に訪れるのはいつものトラブル。
紆余曲折を経て辿り着くラストは…(涙)

僕の中では「フォレスト・ガンプ」の“ダン中尉”のイメージが一番強いゲイリー・シニーズ。
実はこの作品に出会うまで名前と顔が一致してませんでした。

この作品では難しい役どころを演じた、名優ジョン・マルコビッチと並んで
本当に素晴らしい演技を見せてくれていますが、なんと主演兼監督だったとのこと。
それを知ってすっかり見る目が変わってしまいました。

ストーリーも映像も俳優も、どれをとっても素晴らしい
本当に久々に出会った珠玉のヒューマンドラマ。

ぜひ一度観てください。
きっと涙なしでは観られません。

※他サイトより転載(投稿日:2008/04/14)

live_at_luxor