8mmのレビュー・感想・評価
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ホアキンのムダ遣い
イカれた演技を発揮する風貌に存在感を醸し出し、期待させるだけで意味の無いJ・フェニックスの散々で雑なラストを含め、J・シュマッカーの罪は重い。
所々で挟む家族との場面はいらないし、基本的にダラダラと何も起こらない展開が続き、オチが付いてから始まる復讐シーンは鬱陶しく感じる。
"SMのジム・ジャームッシュ"って、どんな皮肉か?こんな映画を作った連中に、ジャームッシュの名を挙げることすら許されない。
金持ちは変態で、普通の奴が異常者だ?みたいな驚きもしないワザとらしさにイライラ。
探偵がやることではない
わりとオーソドックスなミステリー。気持ち悪いところをのぞいて。スナッフ、だって。しらなかった。そんなパンクバンドがいたような。
そもそも、知らない娘の死を家族ともども身を危険にさらしながら、殺人まで犯して、探偵がやることではない、と言ってしまったら、それはそうで身も蓋もなくなるので、やめよう。娘ある父としての「正義感」が彼を動かしたのだ。。
言ってて空しいが、見せ場もある。犯人を主人公自らの手で殺すシーン。「殺してみろ」と吠える犯人に、引き金を引けないニコラス君。やっぱ殺せないよな、と思っていたら、娘の母に確認電話。許可を得、そして、殺す。変な緊迫感のあるシーンで印象深い。
「あなる秘書」と「冷血」
「いわゆるスナッフ・フィルムだ」とトムは思ったが、あまりにも残酷、リアルな映像に正視できないほどだった。そして、故人の名誉のためにと警察には通報せぬよう念を押される。警察には似顔絵を描きミッシング・パーソンの届けをするが、アメリカでの失踪者は年間85万~100万人。
アダルトショップの店員マックス(ホアキン・フェニックス)が読んでいたのは「アナル秘書」だったが、そのブックカバーの下にはカポーティの「冷血」が・・・夢中になるほど殺人鬼に憧れていたのかもしれない。ハワード・ヒューズとかジム・ジャームッシュとかの映画ジョークも交えて喋るマックスがなかなかいい。
犯人を探し当てて逃げたトムですが、そこからが長い。依頼者の元へ戻ると彼女は罪の意識で自殺していた・・・しかし、スナッフフィルムの撮影現場まで探すなんてのは、すでに仕事の範囲を超えている。まぁ、謎の男を知りたいのはたしかだけど・・・結局は人を殺す瞬間に性的興奮を覚える異常者。現代だったら、ネットでもそうした違法ビデオが売買され、摘発も困難な時代なんでしょうね・・・あぁ、怖い。
凄腕の探偵であるニコラスケイジが依頼の調査を進めるうちにずぶずぶポ...
凄腕の探偵であるニコラスケイジが依頼の調査を進めるうちにずぶずぶポルノ業界の闇に触れていく。
平和な家庭を持つ彼がその理解しえない世界を見る気持ち悪さがよく伝わってくる。
ホアキン・フェニックス!!
ニコラス・ケイジが犯人に追い詰められドンドン神経をすり減らし弱っていく主人公を見事に演じていたんですがそれよりも脇役のホアキン・フェニックスが目立っていました。かなり悪趣味の役なんですが変態すぎず知的でホアキン・フェニックスの魅力が際立っていました。
こんなに演技がうまいのにどうして歌手に転向したんだろう...もったいないです!!
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