劇場公開日 1956年11月22日

「投げ縄」バス停留所 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0投げ縄

2018年11月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 長旅の前にグレースの店で腹ごしらえ。女とはこんなもんだとか手にキスするなど色々教える相棒。泊まったホテルの向かいにある「ブルードラゴン」という大きな飲み屋。マリリン・モンローはハリウッドに憧れている流れの歌手だが、そこで歌う彼女に一目ぼれのボー・・・歌は下手だが色気たっぷりの歌手シェリーにまいってしまった。

 いきなり結婚を迫るボー。強引に結婚の手続きも取られ、ロデオ大会を観ていたシェリーだが、徐々に不安になり逃げ出したくなった。相棒バージも逃げるのを手伝おうとするが強引さは度を増すばかり。シェリーがロス行きのバスに乗ろうとしたときに、投げ縄で捕まえるシーンなんてのも凄い!

 まるで誘拐のように田舎モンタナまで連れていこうとする一行。大雪のためグレースの店で足止めを食らってしまう。そしてバス運転手との殴り合い。強引なだけではダメだ!初めて女性にキスしたという人生の転機、求婚という転機、振られるという転機。。助演男優賞候補ともなってるドン・マレーだが、完全に彼の成長物語。「ボーイフレンドは今までいっぱいいた」と告白するシーンとか、艶かしいよりもいじらしく思えるモンローがよかった・・・

kossy