バグダッド・カフェのレビュー・感想・評価
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砂漠の中のオアシスのような人
バグダッド・カフェ 4Kレストア版で鑑賞。初鑑賞はいつの日か劇場でとビデオ、DVDも観ず日本公開から35年経った今日を迎えました。
ストーリーの要は何と言っても主人公ジャスミンの魅力です。皆それぞれそっぽを向いている家族が徐々に同じ方向に向いていく演出が素晴らしい。周りをどんどん笑顔にして人々が集まっていきます。そして終盤に連れて彼女がどんどん綺麗になっていくんです。
またブレンダ役のCCH・パウンダーが「アバター」にも出演しているとは…。大物だったんですね。上手いはずです。
作品テーマ曲「コーリング・ユー」に耳馴染みはありましたが、まさか「バグダッド・カフェ」のテーマ曲だとは知りませんでした。
原題は「Out of Rosenheim(ローゼンハイムから)」だそうですがやっぱり「バグダッド・カフェ」が一番合ってますね。
タイトルを見るだけでテーマ曲が流れてくる
1990年代、スラムダンクで初めて知った映画です。
今のようにネットもなかったので、どんな内容かも知らぬまま、タイトルが印象的で覚えていました。
二度目にタイトルを目にしたのは、地元のカフェに大きなポスターが貼ってあって。大好きな行きつけのカフェで、映画のポスターやフライヤーがそこら中に貼ってあり、私もミニシアターで仕入れては貼ってもらいました。
そのポスターの印象と、スラムダンクでの印象は全然違っていて、さらに実際に観た印象も全然違っていて。
井上雄彦先生センスいいなぁと思いました。
冒頭の数分を見逃してしまったので、もう一度見たいですが、前半は好きで、後半は美談っぽくなってちょっと苦手でした。むむぅ。
音楽も色合いもいい感じ。
主人公が手がけて、だんだんキレイになっていく部屋と、どんどん緩くなってくる服装と。
モデル役を引き受けた主人公は、ぽっちゃりで美肌でなんとも魅力的。アンリ・ルソーとかフェルナンド・ボテロの絵画を思い出しました。
♪コーリング・ユー♪‼️
この映画を観ると友人に会いたくなる‼️落ち込んだときに観ると、すっかり元気になる‼️そんな映画ですね‼️砂漠の真ん中にある寂れたモーテルにたまたま辿り着いたドイツ人の太っちょおばさん、ジャスミン。ろくでなし夫に愛想をつかして追い出したモーテルの女主人ブレンダ。二人が友人になる過程を、日本でもヒットしたジュベッタ・スティールの歌う主題歌「コーリング・ ユー」の素晴らしすぎるメロディと、砂漠の誇りっぽい乾いた空気感の映像美で綴った心優しきファンタジーです‼️やはりジャスミンを演じるマリアンネ・ゼブレヒトの可愛らしい魅力‼️その人柄で周囲の人々を魅了し、手品でモーテルの集客に貢献し、労働許可書がないので働けないというピンチもジャック・パランス扮する画家の求婚でめでたく解決するラストまで、とても微笑ましい人情味にあふれた秀作‼️やっぱり人間って素晴らしいですね‼️
いつ観ても名作っすなー
ミュージカルかと思った
アメリカのモハベ砂漠の中にある古びたカフェとモーテル。苛立っている女主人と、問題ありの家族。埃っぽい、殺伐とした国道沿いの雰囲気の中に、厳格な家庭っぽいドイツから来た女性が長期滞在することになり、家族と接することで、徐々にカフェ全体がにぎやかに繁盛することに。途中、ミュージカル的な場面があり、ブロードウェイミュージカルの劇場実写版かとおもったほど、米国的サクセスストーリーかな。全体的には実際にあり得んような設定で話は進むが、カフェが徐々ににぎやかになっていく様子は涙しました。音楽も、ジャズの定番となっている曲の"Calling You”が流れ、映画の雰囲気を歌詞で描写しています。Calling Youが、映画のテーマそのものという理解をしました。まったりした雰囲気で見るといいかも。カップルでみると良い雰囲気になるかも。
初見
こーゆー昔の「名作」てあまり観ない。
食わず嫌いです🤣
でも、今作は何回もTVでやってるし、
まあ名作と呼ばれて久しいので、
観てみるかっ、て上から目線😜
先ず、イラクじゃない事に驚いた🤣
アメリカにもバグダッドという地名があるとは😱
そして西ドイツの映画だという事😱
色々予想外。
苦手な西部劇でも始まるのかと思うほど、
広い砂漠でケンカ別れするドイツ人夫妻。
その広い砂漠のポツンと一軒家ならぬカフェで、
アホな亭主にいつもガミガミ怒ってる奥さん。
店員も、客❓もまあ間が抜けてる。
「コレは、どう観たら良いんだ⁉️」
序盤は時間の無駄かと少し焦る😓
ジャスミンとプレンダが打ち解け始めてから、
話がドライブし始める。
楽しくなる😊
全然不要なマジックキットで、
ジャスミンが手品を始める。
客が喜ぶ。その客が客を呼ぶ。
バグダッドカフェは大人気。
「ラスベガスを超えたショー」になる。
「そんなバカな❗️」な展開である。
が、それが微笑ましい。
しかし、ジャスミンのビザが切れて強制送還。
祭りの後。途方もない寂しさ。
再びジャスミンはカフェにやってくる。
最初は、ジャスミンが延泊しただけで、
勘弁してくれよ😩、
と悪態ついてたプレンダが、
ジャスミンと喜びの抱擁‼️
号泣してしまった😭
そーか、
コレが名作と言われる所以で、
その後の映像作品に影響を及ぼしたであろう、
このプロット、素晴らしい‼️
この話、なんだか観たことあるかも、
と思っていたのは、
実は今作が原典であるだろうと確信した。
ラストもステキで、
途中の絵を描くシーンは、
何でこんなにエロいのか訳分からなかったが、
ラストシーンに必要だったのかっ‼️
ヤラレター‼️😱
水野晴郎センセじゃないけど、
映画ってホントにイイモノですねっ❗️
しみじみ思うおじさんでした🙇🏻♂️
アメリカの田舎
古き良作、ラストの曲が印象的
荒野の寂れた排他的なモーテルでワケありの部外者女が段々と受け入れられていく
前半のホコリっぽさと人間関係の不安定さを、掃除と気心で場所も人間関係も綺麗にして、さらにとある要素で成功していくストーリーで、まぁ悪い評価にはならないよねっという王道的展開で当時評価されたのも納得
ただ今の作品と比べると派手さはなく、映像は粗く、ストーリーがストレートで演出も狙った感が見える
だけど、昔の映画にある地味さはある意味リアルっぽい質感があり、昔には昔の良さも感じることが出来る
また最後の曲も印象的で、youtubeで曲名を探してプレイリストに登録してしまうくらいには名曲だった
昔の映画が大丈夫な人はオススメ出来る作品だと思う
これもまた、アメリカ・・・
なんか心地いいんですよね、この作品。
舞台はアメリカ西部の殺風景な砂漠にある寂れたカフェ。そこにはカリフォルニアの華やかさやニューヨークのクールさや、はたまたコロラドの大自然も何もない。出てくる登場人物も一人としてまともな人がいなくて滑稽な人たちばかり。我々が昔、憧れていたアメリカのひとかけらも見当たらないんです。私も以前にロス近郊に住んでいたことがあってラスベガスへの道すがら何度かロケ地になったこのカフェへ立ち寄ったんですが(その当時はまだ細々と営業してました)、ほんと、なんにもないんです。よっぽど長距離ドライブで限界間近にでもならない限り、普通の人はエンジン止めることはないような場所です。ましてや映画の舞台になんかなり得ない場所です。
同じアメリカでも、世間から忘れ去られているようなこんな魅力のない場所だけど、この作品の中では地味ではあるけれど素敵なドラマが繰り広げられていくんです。この作品の監督さんはドイツの方で、我々と同じ外国人の目のフィルターを通して見た滑稽なアメリカを優しく描写しているような気がして、思わず笑ったり切なくなったり、その表現に共感しちゃうんですよね。私の中ではいつまでも心に残るだろう一本です。
映像の美しさと音楽の心地よさ
不思議なノスタルジー
雰囲気と音楽に酔いしれる?無理です
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