「後味の悪いポリス・ストーリー」背徳の囁き odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
後味の悪いポリス・ストーリー
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リチャード・ギアの悪徳警官なんて誰が観たいのか?、往々にして2枚目俳優はルックス頼りの大根役者と見られがち、役者の幅を広げる為とそそのかされたのか、初の悪役に臨んでいる。
プロットはいたって単純、「LAコンフィデンシャル」を引き合いにするまでもなくロス市警とくれば汚職警官の温床というのが相場だが本作は組織ぐるみというより悪徳警官(リチャード・ギア)と内務調査官(アンディ・ガルシア)の対決劇に仕立てています。
内務調査が入ると口封じに仲間を殺す非道ぶり、女たらしでバツ3、8人の子持ち、子供の為なら何でもやるさと捨て台詞を吐くが、汚職はミルク代稼ぎと言う訳でもないだろう、リチャード・ギアだから少しはエキスキューズが欲しかったのでしょう。
なんとも後味の悪いポリス・ストーリーでした。
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