「しょんぼり、ぐったり」π パイ La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
しょんぼり、ぐったり
昨年、『ザ・ホエール』で多くの人々の心を揺るがした(僕も大好き)ダーレン・アロノフスキーの長編デビュー作がスクリーンでリバイバル上映です。
世界・社会の全てを数字で表し数学で理解しようとする男の物語です。様々な定理や公式が飛び交う頭の中は興味を惹くし、繰り出される映像は非常に先鋭的で、20代の才能ある監督の作品としては理解でき、この尖がり具合が好きな人が居るだろう事は想像できます。でも、虚実ごちゃ混ぜの物語がぶっ飛び過ぎていて、僕は全く付いて行けませんでした。しょんぼり、ぐったり。
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