パーフェクト ワールドのレビュー・感想・評価
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アラスカ
罪を犯した人たち、なぜかアラスカを求めて旅に出る?
大抵辿りつかないのだけど。
割と簡単に脱獄出来た時代なのか…?
一緒に脱獄したもう1人は根っからの極悪人のよう。
早いところ別れれば良かったのにね。
寝床と朝食を提供してくれた黒人のおじいさん。
確かにDVだけど、あれはやりすぎでしょう。
ちょっと理由がわからない。
あれくらいでないとフィリップがキレないから?
ブッチとフィリップに共通しているのは、親の子供に対するDVへの反応。
目の当たりにした瞬間、2人の表情は曇る。
宗教を理由に綿菓子もハロウィンも無しのフィリップ。
それを叶えであげたいブッチ。
それでも母親を庇うフィリップ。
集まった警官達が帽子にお菓子を投げるシーン、なぜか泣けた。
全体的にちょっと長く感じたけど、さすがクリント様。
若い頃から名監督だったよう。
ちょっとカッコ良すぎるけど。笑
若かりしケビン。
お腹周りのお肉が気になったけど、優しい眼差しはやっぱり素敵であった。
最高なんだが!!
「心を揺さぶられる面白い映画が観たい、人と人の絆を描いているような〜〜!!」と言いながら今夜観る映画を探していたら、夫がこの映画はどう?とオススメしてくれました。
とても良かった…。
警察チームも逃走チームも好き。
生い立ちがブッチの言動に大きく影響を与えているのだというのがよくわかって、悪い人ではないというのも思いきり伝わってきて、は〜良かった…。
良くも悪くもフィリップに与える影響や絆の描かれ方が良かった…。
良かったしか言えない…。
少年院送りにして正解だったのか…
記録と手紙でしかブッチの父親の描写がないからわからないけど、「親を悪く言いたくない気持ちはわかる」とブッチが言っていたから、やっぱりろくでもない父親だったのかな。
親元に帰していたら、あの心根の優しいブッチにはなっていなかったんじゃないかなぁと思いました。
ブッチ、死んでしまったと思っていたのだけど、最後腕枕をして目を開けたから、助かるのかしら。
実際あったら蛇足になってしまうから無くて良かったなと思うけど、二人のその後の関わりも見てみたくなるような作品でした。
あと、あの銀色のキャンピングカーみたいな車に乗りたい。
騒がしくなく、でも重たい雰囲気でもなく、観ていてとても心地よい時間を過ごす事ができました!!
レオンの男バージョン
ストーリーは全然違うけどレオンと同じく、犯罪者と子供の話。
ケビン・コスナーがかっこよかった。
ラストは分かってたことだけど悲しい、、。
イーストウッドが良い味出してる。
フィリップがあざとくて可愛すぎる。
題名の「パーフェクトワールド」は理想のこと。
警察たちが犯罪のない世界=パーフェクトワールドっていう話をしていた。主人公にとってのパーフェクトワールドは全親が子供を心から愛している世界のことだと思う。
フィリップと一緒に逃亡する間に会ってきた家族はどこか欠けていた。
子供を叩く母親(父は良い人)、主人公たちに寝床を快く貸したが孫を叩く祖父など。
ネタバレ
最後フィリップに主人公が撃たれたのはびっくり。その後の「俺だって本当は撃つつもりなかった。俺が殺したのは母親を殴った男と、お前(フィリップ)を襲った男だけだ」っていうセリフは悲しかった。
良い映画!また見たい。
切ない
子供が折檻されると自身の虐待を思い出し過剰に反応する。それは余りに異常ではあったが、本質的にはやさしい男。ただ、その極端さは理解されないだろう。過剰反応で罪を犯してしまったし、何度見ても切ない結末だった。
脱獄者と誘拐された子、警察署長と心理学者、二組が織りなす展開だが、脱獄者と所長との接点も明かされ一挙に重みを増す。単なる追跡劇を超えたドラマになった。
ケビン・コスナー、絶頂期があったのに最近見かけない。
とてもよかった
昔レンタルビデオで見たのかな、2回目。里親映画にも見えなくもないのだけど、ケビン・コスナーは養育するつもりはなく、バディものだ。子どもに対するDVに神経を尖らせていたのだけど、殴るのと同列くらいに激しく怒鳴りつけていたのは気になるところだ。子どもと脱獄囚のたたずまいがとても気持ちがいい。しかし、車を盗られる方はたまったものではない。
最後10分ぐらい泣きっぱなし ブッチが最高だし、映画に出てくるうる...
最後10分ぐらい泣きっぱなし
ブッチが最高だし、映画に出てくるうるせえガキが大嫌いなんだけどこの子はそんなことなく良かった
ラストも結局死んでしまうけど、
バッドエンドって訳じゃなく不思議な感覚になる
いい映画だ
イケメン脱獄犯とキャスパー少年の奇妙な友情関係。
クリント・イーストウッド監督「パーフェクト・ワールド」字幕版観ました。
宗教的に厳しい母子家庭で育ったフィリップと、彼に対して父親のように接するブッチとの間に、友情が芽生えていくというストーリー。
だいぶ前の映画ですが、なかなか良かったです。
面白いというより、切なかったです。ラストは、予想通りの結末だったのですが、やっぱり悲しいし、切なかったですね~。。
ブッチは刑務所から脱獄して、色々と罪を犯した凶悪犯なのですが、実は、良い一面もある。
フィリップもはじめはブッチに対して恐怖心を抱いてたのですが、上記に記した通り、ブッチがまるで父親のように接してくれるので、徐々に打ち解けていきます。キャスパーの格好が可愛かったw
強盗したり、万引きしたり、ハロウィンでもないのに知らない人の家にお菓子を求めたり、赤の他人のキャンピングカーをかっぱらったり、黒人の家族の家で踊ったり、色々とありましたw
感動まではいきませんでしたけど、最後は悲しいし、切なかった。(泣)
予想通りの結末ですが、傑作です!(^^)
最初のボタンの掛け違いで犯罪の道から抜けられない悲しい男
総合:75点
ストーリー: 75
キャスト: 80
演出: 70
ビジュアル: 65
音楽: 65
ケビン・コスナーの役柄は犯罪者である。もう幼いころから犯罪を続けてきた、犯罪が体に染み付いてしまっている犯罪者である。彼の逃避行中にも度々それが出てしまい、普通に窃盗もすれば突然の暴力も出る。
その反面、彼は根っからの犯罪者ではないことも示す。家族の暖かさに憧れ、友情を大切にする。彼は生まれた環境が悪く、また恐らくはイーストウッドが彼を刑務所に送り込んだことが彼をより犯罪者の道から抜け出せなくしてしまった。
彼は運が悪かったために犯罪者の道ばかり歩いてきたが、本当はそうじゃない自分に憧れている。だが最早犯罪が普通に体に染み付いた彼にはかなわぬ夢だったのだろう。彼にまともな社会生活が出来るものではない。たとえ彼の命が助かっても、アラスカにあると信じたパーフェクト・ワールドにたどり着けたとしても、脱獄の後も罪を重ね人を殺しておいて一人だけ幸せを得ることは出来ない。たとえどこに行ったとしても、彼自身が社会人としてパーフェクトとは程遠いのだから。その意味ではどちらにしろ救いようのない結末である。
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