パーフェクト ワールドのレビュー・感想・評価
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イーストウッドの隠れた名作
劇場公開時鑑賞。
クリントパンチからローラキックのコンボ攻撃の破壊力が素晴らしいです。今から考えるとちょっとあざといというか狙いすぎにも思えますが、あの流れの中ではほとんどノックアウトされます。キャスパーのお面もかなり反則です。
『ボディ・ガード』後の人気絶頂期のコスナーとはいえ、最初はただのチンピラに見えるブッチでしたが、二人に同行しているといつしか応援したくなり、何とか救われる最後を願わずにはいられなくなります。ロードムービーの魔法ですね。
初めて劇場で複数回鑑賞した映画になりました。もっと言及されていい作品だと思います。
最後は切なく、、
立場は全然違うけど
子供の頃に近所の知らないおじさんと
遊んだ事を何か思い出しました、
誘拐されながらもブッチの優しさに
惹かれていくフィリップ
怖さと好奇心が混じりながら
付いていくフィリップ
本当にフィリップ可愛い😍
初めから「こいつ殺されるなw」とプンプン匂わせる
犯人が撃たれた時はスカッとしました笑
保安官の使命と過去の感情に挟まれながら
ブッチを追うイーストウッドと
犯罪者ではあるものの根っからの悪とは
感じさせず、フィリップを見つめる時のあの
何とも言えない表情のケビン コスナー
演技力もテンポ感もよく最後まで退屈することなく
観れる映画でした。
ローラダーンの膝蹴り
言わずと知れた、誘拐犯×誘拐された子供(人質)の金字塔である映画。
やっと観れたが、想像以上にぶっ飛んだ作品で衝撃を受けた。
意外だったのはハロウィン要素や、追いかける側の詳細まで描かれているところ。
だけどいちばんの衝撃はやっぱり、寝泊まりさせてもらった農民とのラスト前30分くらい。
あの緩急のつけ方はなかなか勇気がいる。が、どこにもおかしさのないシーンだった。
し、そのままラストにもっていったのもすごい。
しかもなかなか終わらないラスト。あそこまでクライマックス感だしながら、何回転もして、引っ張り続ける感じ。だからこそ、あのシーンが余計に響いてくるわけで…。
あのあとの膝蹴りがなかったら行き場のない怒りを抱えて眠るところだったよ…。
フィリップは将来、アラスカ行くのかね、行くんだろうね。
静かで美しい作品です。
脱獄犯と人質になった少年のロードムービー。
クリント・イーストウッド監督、ケヴィン・コスナー主演ということで鑑賞しました。やはりケヴィン・コスナー、格好良いですね。
粗暴だが少年への優しさを垣間見せる脱獄囚。生き別れ断絶した父親との絆を感じそれに縋る脱獄囚。そしてそれを純真無垢な瞳で見つめ、感じる少年。
ラストシーン。父親のいるアラスカを思う脱獄囚の姿に、感傷の気持ちを禁じえません。非常に静かで、美しい作品だと思います。
ただ起伏に乏しく二度三度重ねて鑑賞したい作品とは思いませんでした。
とてもよかった
昔レンタルビデオで見たのかな、2回目。里親映画にも見えなくもないのだけど、ケビン・コスナーは養育するつもりはなく、バディものだ。子どもに対するDVに神経を尖らせていたのだけど、殴るのと同列くらいに激しく怒鳴りつけていたのは気になるところだ。子どもと脱獄囚のたたずまいがとても気持ちがいい。しかし、車を盗られる方はたまったものではない。
擬似親子のストックホルム症候群を描いた作品。イーストウッド得意の後...
擬似親子のストックホルム症候群を描いた作品。イーストウッド得意の後味悪さは本作でも。
ケビン・コスナーを前面におし立てつつもちゃっかりいいとこを持っていくイーストウッド。ローラ・ダーンも持って行ったのかも(笑)
優しい中にも狂気を持つ難しい演技をさらりとこなすケビン・コスナーはさすが。が、本作以降なぜかパッとしなくなった模様、不思議だ。
まるで長閑な昼寝のような冒頭とラストがなんとも印象的。後味悪さはまだ甘いぞ、イーストウッド入門編ってとこかな(笑)
髪の毛ふさふさのケビン・コスナー
ダンス・ウィズ・ウルブス
ロビンフッド
ボディガード
そしてこのパーフェクトワールド
ケビン・コスナー全盛期とも言える
1990〜1993
大ファンで毎年 映画館に足を運んだ。
ウォーターワールドでコケるまで。
久々にテレ東の午後のロードショーでやっていたのを英語言語で視聴。
いい時代だなあと思いつつ
ノーカット版ではないらしく
いろいろと あれ?っと思いながら見たら
あまり泣かなかった。
あの昔の大号泣は 何だったんだろうか。
人質解放のために逃走犯が要求したこと
脱獄した逃走犯とその逃走犯に人質にとられた少年との奇妙な友情を描いた物語。
最後に警察に囲まれた逃走犯が人質解放のために要求した内容が洒落ていて素敵でとても印象に残りました。
最後10分ぐらい泣きっぱなし ブッチが最高だし、映画に出てくるうる...
最後10分ぐらい泣きっぱなし
ブッチが最高だし、映画に出てくるうるせえガキが大嫌いなんだけどこの子はそんなことなく良かった
ラストも結局死んでしまうけど、
バッドエンドって訳じゃなく不思議な感覚になる
いい映画だ
パーフェクトワールドなどない。
パーフェクトな世界などどこにもない。という皮肉。
脱獄犯も、
幸せそうな家族も、
笑顔が売りの店も、
新車を買った家族も、
ベッドを貸してくれる親切な黒人も、
FBIや警察も、
どこかいびつ。
完璧な人もコミャニティも存在してなかった。
ブッチももちろん良いヤツではないけど、
それでも子供を殴る親父に説教したり、
宗教で不自由な生活を送ってるフィリップに
自由を与えたり、
子どもの時に親父とロードショーで見た時は
単純な犯罪者と子どもの逃亡ロードムービーと思って
たけど、
大人になって見たら違和感が気持ち悪い、
何だこの世界は!と思う映画だった。
ブッチはフィリップに子どもの頃の自分を重ねたと
思うのだけど、フィリップの家族がエホバとかではなく
ブッチ同様虐待とかされてる設定だと、
もっと二人の絆や別れに感動出来たのにな、
と思いました。
ストックホルム・シンドローム?
宗教上の理由でハロウィンのお菓子をもらうわけにいかないフィリップ。友達もできなさそうな雰囲気の上に人質である・・・だけどブッチの性格が幸いして、凶悪な脱走仲間から守られている。拳銃を購入したところで相棒を殺したブッチ。2人で奇妙なドライブが続く・・・
追っ手の州警察は「完璧な世界なら犯人を捕まえられるのに」「完璧な世界なら犯罪はないわよ」などとのんきな会話が続く。
のんびりしたロードムービーといった雰囲気もあり、犯罪者と少年が仲良くなる様子もなごやかでした。次々と車を奪っての逃亡。黒人の家庭ではとうとうフィリップがブッチを撃ってしまう。そして逃亡も大詰め・・・・
ローラ・ダーンが同時期の『ジュラシック・パーク』に出ていることもあって、最初はあの男の子がそのまま出てるんじゃないかと勘違いしてまいした。よく見ると全然似てない・・・ローラ・ダーンは髪型が一緒。
冒頭、ケビン・コスナーがお面を横に置いて草原で寝そべっているショットが最後にきてしみじみとさせる。
父親へ 294-34
ブッチは父のから愛を知ることは無かったが、父としての愛を知った。
ブッチの役者もフィリップの子役も、いい味出してる。
父になったらまた観ます。
(映像3 脚本3 演出3 音楽3 配役5 )×4=64
やっぱり丁寧で完成度の高い仕上がり
今見てみると、良い映画とわかる。それは、最近こういう雰囲気の良質な映画を見る機会が少なくなっているから。
今回見直して思ったのはペーパームーンと構成が似ているんだな、という点。というか芯になる部分はまったくいっしょ。
それは置いておいて、やっぱり丁寧で完成度の高い仕上がり。どこか懐かしさを感じさせる風景に心も癒やされる。
あんなに懐かれたら
バズはブッチのことをどう思っていたのか?父親のように?友達?それとも相棒?
あんな風に懐かれたら可愛くてしようがない。
イーストウッドは善と悪を正しさだけで決め付けようとはしない古き良きアメリカと男の美学を典型的な物語の中に落とし込む?渋さも。
にしてもK・コスナーの腹が出過ぎ!?
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