劇場公開日 1997年12月27日

「ヨハンソン・・・子役時代から能力を発揮」のら猫の日記 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ヨハンソン・・・子役時代から能力を発揮

2021年4月29日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 スカーレット・ヨハンソンが12歳の頃の映画。ナレーションも彼女で、演技のほうでもすでに大物女優の片鱗を見せている。姉妹はモデルハウスなどを転々とし、昼はスーパーで万引き。当てもない旅を続ける。妊娠に気づいてからは、人里離れた隠れ家を求め、スキー場近くの別荘地を見つけた。

 ベビーショップの店員エレインは友達も少ない、暗めの女性。客にも親切にするが商売ッ気が全くない。そこでマニーとローの姉妹は彼女を誘拐して、出産を手伝わせようとしたのだ。この時点で、脚本の面白さ満点。エレインも自分が何の目的で誘拐されたのかわからなかった。まさか子供の姉妹に誘拐されるなんて・・・

 手械足枷をはめられたエレインはハンストを続け、縛られたナンバーロックの組み合わせを試している。無線機を操り、「あと2万2千通りあるから大丈夫」などと人質の心理までもを推し量る頭の良さも覗えるマニー。

 数日経ったある日、別荘の持ち主である男がふと立ち寄る。そこでエレインは彼を気絶させ、監禁するという意外な行動をとる。男は逃げ、彼女たちもねぐらを変えることを余儀なくされた。エレインの行動を怒ったローは彼女を道端に置き去りにするが・・・

 「レディ・マーマレード」が要所要所でかかる。

kossy