「【”彼女は僕が生きている理由そのもの。そして、きっと彼女も・・。”ハリウッド女優と、平凡だが誠実で心優しき男の恋模様を描くラブコメディの傑作。鑑賞後に齎される多幸感が素晴しき作品でもある。】」ノッティングヒルの恋人 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”彼女は僕が生きている理由そのもの。そして、きっと彼女も・・。”ハリウッド女優と、平凡だが誠実で心優しき男の恋模様を描くラブコメディの傑作。鑑賞後に齎される多幸感が素晴しき作品でもある。】
■ロンドン・ノッティングヒルで出会ったハリウッド女優・アナ・スコット(ジュリア・ロバーツ)と冴えないが、誠実で心優しき旅行本書店員・ウィリアム・タッカー(ヒュー・グラント)。
アナは、スコットの店を訪れた際の万引き男へのスコットの対応や、二人がノッティングヒルの町でぶつかってジュースでアナの服を汚してしまった時の誠実な人柄に引かれて行く。
しかし、ウィリアムはアナの恋人(若き、アレック・ボールドウィン!)の存在や、ハリウッド女優である彼女との間にある”格差”を知ってしまい…。
◆久方ぶりに鑑賞した感想<Caution!内容に思いっきり触れています。>
・冒頭とラストで高らかに流れる、エルヴィス・コステロの”She"が、この作品の価値を高めているのは、矢張り間違いない。
ー 映画と音楽が最良の形で、相乗効果を齎した一例である。-
・ハリウッド女優・アナ・スコットは、ウィリアム・タッカーの店を訪れた時の、彼の万引き犯に対する温和で寛大な対応やアナが選ぼうとした本に対し”この本の方が良いですよ”と告げる姿に惹かれたのは間違いないよね。
ー 何故なら、その後再び彼とノッティングヒルの町角でぶつかって服を汚されてしまった時も、彼の勧めで彼の家に素直について行く姿からそれは分かる・・。ー
・タッカーの変な同居人スパイク(リス・エヴァンス)も、前半は本当に変な男なんだけれど、作品にコミカル要素を巧く与えているキーパーソンである。
又、後半、タッカーがアナから
”私も一人の女。好きな男の人に愛して欲しい”とタッカーの好きなシャガールの絵をプレゼントされ、告白されるも、”又、君が去ったら再起不能・・”と断った後、悩むタッカーに”活”を入れ、身を呈して町を走る車を止める姿。タッカーの真の友人である。
・タッカーの兄弟、友人達も皆、善人でありタッカーがアナを妹ハニーの誕生日に連れてきた時も、驚きつつ、受け入れ皆で楽しそうに円卓を囲む姿も良い。
ー アナが彼に惹かれるもう一つの理由である、と思ったよ。素敵な兄弟、友人が居ると言う事は、タッカー自身の人柄によるのだから・・。
そして、アナがふと口にした、ハリウッド女優としての孤独と悩み。それは、その後、彼女が若き頃のヌード写真が流出するという形で、表される。-
・アナとタッカーがお忍びでレストランで食事をしている時の、壁を隔てた席に座った男達のアナに対する、品の無いコメント。それを聞いたタッカーは席を立ち、言い放つ。
”彼女も生身の人間だ!。敬意を払うべきだ!”そして、アナもそれにつられて・・。
ー タッカーの漢気が伺える良きシーンである。-
■タッカーがスパイクに活を入れられた後に、アナがアメリカに去る前に、イギリスのサヴォイホテルで記者会見をするシーン。
タッカーは記者に紛れ、アナに質問する。
”彼にもう一度、チャンスをくれますか?”アナは嬉しそうに”ええ、そうします。”と答える。
そして、タッカーは最後の質問をする。
”いつまで、イギリスにいますか?”
アナは満面の笑顔で答える。
”いつまでも・・。”
<ジュリア・ロバーツ扮するハリウッド女優とヒュー・グラント扮する平凡な男の恋模様を描くラブコメディの傑作。
二人の確かな演技に魅入られ、夢とユーモアたっぷりの爽やかな恋愛劇は、見る側に多幸感溢れる余韻を残す作品でもある。>
NOBUさん (#^.^#)こんばんは
この作品、何度も観ました~
レビューはしていないのですが(^^ゞ
エルヴィス・コステロの”She"名曲が好きで・・
ジュリアさんも美しくて
自然体のヒュー様もGoodでした。
ラストシーンもぐっときました(´▽`)
ステキなレビューをありがとうございました🌈
男性でも星5つなんて嬉しいですね。女のキュンが全て詰まった、嘘みたいなストーリーだから、単純とかあり得ないとかと思わず萌えてくれて、ありがとう!って感じですw