「マリリン・モンローの別の一面」ノックは無用 ジョニーデブさんの映画レビュー(感想・評価)
マリリン・モンローの別の一面
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マリリン・モンロー20代半ば頃の作品。タイトルからてっきりコメディだと思って見ていたら、ホテルの向かいの男を招き入れてから趣が変わってきた。
結局、マリリン・モンロー扮するネルという女性の悲劇の物語だった。結婚を約束した恋人の急死によって、リストカット等、精神に異常をきたした役を上手く演じていた。実際、彼女の母親も精神病を病んでいて、子供の頃の彼女は孤児院や里親のもとでで暮らしていたらしい。また、彼女自身の晩年も、ネルとダブってるようで切なくなる。
セクシーというイメージが強いマリリン・モンローだが、この映画を見る限り、セクシーというより単純に美しい女性である思う。写真だとそれほどは思わなかったが、動画で見るとやはり他の美人女優とは次元が違う美しさだ。
おじさんやベビーシッターの子供が殺されることなく、彼女自身も自殺しなかったのは良かったと思うが、(たぶん)措置入院されてしまうラストはちょっと悲しすぎる。
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