「今更ながらに…」ノスタルジア(1983) shantiさんの映画レビュー(感想・評価)
今更ながらに…
タルコフスキーの作品はとても美しく、細部にまで啓示に満ちている。私たちはこの現実を理解し、きちんと自立した精神で社会を見詰め、次世代に手渡す責任があることをきもに銘じておく必要がある。無責任が罷り通る世の中であっても、気付いた人たちから襟を正して、大人である自分自身の人間的な責任を果たしてなければならない。私たちの責任を果たすためにも、宗教が生まれたのだと私は思う。バリエーションの違いはあっても、数多ある宗教とは自分自身の姿勢そのものではないだろうか?
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