劇場公開日 1979年9月29日

ノーマ・レイのレビュー・感想・評価

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3.0会社の悪質さが伝わらない

2025年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

 現代の人々が当たり前に享受している世の中の権利って、一部の志高い人が勇気を出してリーダーシップを執って動いた結果得られたものだ。そういう活動で結果を出せるのは偉いと思う。だから今作が労働組合結成をテーマにしている点は良いテーマだ。

 でもストーリーは心を動かされるものではなかった。まず、会社の悪質さがいまいち伝わってこない。工員が生理痛でも座らせてもらえないって訴えていたし、そこから工員をこき使っているのは伝わってくる。でも、逆に言うと会社の悪質さが伝わってくるエピソードはせいぜいそのくらい。そのためなぜ労組の結成に躍起になっているのか明確な理由が伝わってこない。だから活動の中心になっているノーマレイが、ただの権利意識だけは強い面倒臭い人に見えて、主人公としての魅力に乏しい。

 あと、最初活動に消極的だった多数の工員が、なぜ心変わりして労組の結成に賛成するのかもよく分からない。「UNION(組合)」の文字を札に書いて見せられたくらいでは理由にならない。

 同じマーティンリット監督の『アイリスへの手紙』もいまいちだったけど、今作もいまいちだな。

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根岸 圭一

2.0蟹工船

2021年9月4日
スマートフォンから投稿

地味で盛り上がりのないプロレタリアート運動の映画。
早々に倍速再生で最後まで我慢しましたが、面白い映画ではないです。

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越後屋

3.0サリー・フィールドは良かった

2021年3月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 アメリカとしては珍しい労働組合の社会派映画。自分の賃金に関しても無頓着な、南部ののんびりした雰囲気がよく伝わってくる。そして、その南部女性の代表格のように演ずるサリー・フィールドがリアルだった。

 しかし、ストーリーの盛り上げ方などは、わざとらしく感動的にする工夫もなく、まさに社会派といったイメージが逆につまらなくしている。今だから言えるのかもしれないけど、ドキュメンタリー映画を作ったほうが数段良くなると思う。

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kossy

3.0アメリカ南部の

2018年1月8日
iPhoneアプリから投稿

貧しい町。労働組合が確立していない時代の労働者の決起などを描いた作品

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トッキー