農奴

劇場公開日:

解説

封切りの65年当時までに日本で公開された唯一のチベットの映画で、モンタージュ理論を生かした正確な構図と構成が見られる。監督は1922年生まれの第二世代監督である李俊。主演のチャンパ役は、実際に17年間農奴生活を送っていたワン・トイ。

1963年製作/中国
原題:農奴
配給:共同映画
劇場公開日:1965年3月13日

ストーリー

代々農奴として苦しめられてきた家に生まれたチャンバ(ワン・トイ)は幼時、領主にムチで両親を殺され、19歳の時には彼を育てた祖母も死んだ。自らも農奴として若旦那にこき使われる彼(ワン・トイ)は、鍛冶屋の娘ラント(ペマ・ヤンキン)から人民解放軍の話を聞き希望を持つ。解放軍が来てラントは助けられるが、チャンバは領主に捕らえられる。やがてラマ僧と結んだ領主の陰謀は破れ、解放の日が来る。

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