ネゴシエーター

劇場公開日:1997年4月19日

解説

籠城事件において人質の安全確保と救出を目指し、犯人と直接渡り合うネゴシエーター(交渉人)専門の刑事の活躍を描いたポリス・アクション。サンフランシスコ名物のケーブルカーを使った中盤のカー・チェイスが大迫力。監督はTV『ヒルストリート・ブルース』などで2度のエミー賞に輝き、映画は「スウィング・キッズ」に続いて2作目のトーマス・カーターで、脚本は「デッドフォール」のランディ・フェルドマンのオリジナル。製作はキャラヴァン・ピクチャーズの総帥で「判決前夜/ビフォア・アンド・アフター」のロジャー・バーンバウム。製作総指揮はマーク・リプスキーとライリー・キャサリン・エリス。撮影は「敵、ある愛の物語」のフレッド・マーフィ、音楽は元TOTOのスティーヴ・ポーカロ、美術はウィリアム・エリオット、編集はピーター・E・バーガー、衣裳はハ・グエンが担当。主演は、前作「ナッティ・プロフェッサー/クランプ教授の場合」から一転、シリアス演技に挑んだエディ・マーフィ。共演は「誘惑のアフロディーテ」のマイケル・ラパポート、「ストレンジ・デイズ 1999年12月31日」のマイケル・ウィンコット、「ビギナーズ」などイギリス映画で活躍し、これがハリウッド・デビュー作となるカーメン・イジョゴほか。

1997年製作/117分/アメリカ
原題または英題:Metro
配給:ブエナ ビスタ インターナショナル ジャパン
劇場公開日:1997年4月19日

あらすじ

サンフランシスコ市警のスコット・ローパー(エディ・マーフィ)は、ネゴシエーターとして過去に幾度となく人質の救出に成功した敏腕刑事。ある日、同僚のサム警部補が、宝石強奪事件の重要参考人として浮上したコーダ(マイケル・ウィンコット)を洗おうとして殺された。外で待機していたスコットは、彼を救えなかったことを悔やむ。やがて、コーダは市内の大型宝石店に押し込み、人質をとって籠城した。刻限が来て人質は外に出されるが、狡猾なコーダは人質の一人に化けて逃走、飛び乗ったケーブルカーを暴走させる。新人の相棒マコール(マイケル・ラパポート)と車で追ったスコットは、市内中が大混乱に陥ったカー・チェイスの果てにコーダを追い詰めて逮捕した。スコットへの復讐心に燃えるコーダは従兄弟のコソ泥、ティールにスコットの恋人ロニー(カーメン・イジョゴ)を襲わせる。駆けつけたスコットの目の前で、逃げたティールは車に跳ねられて死亡した。脱獄したコーダは、スコットとのタヒチ旅行で浮き立つロニーをさらい、押収された盗品の1千万ドルの宝石と彼女を交換するとスコットに通達。スコットはマコールの応援を得て、指定の造船ドックに急ぐ。コーダの罠を振り切り、ロニーを救出したスコットは、壮絶な戦いの末に相手を倒した。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0 サンフランシスコ

2025年10月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

興奮

ドキドキ

午後ローです 以前に一度見ているがまた見た エディマーフィーが主演なので マシンガントークのいらないシーンもある しかしながら演出もなかなかいいし面白かった サンフランシスコが舞台で 街中でカーチェイス ラストの港付近の工場エリアでの対決などダーティーハリーへのオマージュがあるなと思ったよね

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Dr.レクター

2.5 ネゴシエーターではない。

2023年6月20日
iPhoneアプリから投稿

普通の刑事もの。
見習いの元スワットの活躍の場が少ない。
エディマーフィーの無駄話は、聞き飽きたかな。

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myzkk

1.5 TV映画品質の刑事ドラマ

2022年2月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

『ネゴシエーター(1997年)』(原題:Metro)
原題は大都市といった意味かな、
タイトルが原題も邦題もイマイチピンとこない
特に大都市が主題でもないし
なんと"ネゴシエーターが主題でもない"

そりゃ主人公が交渉人なのは確かだが
冒頭以降は交渉もへったくれもないので主題ではない
終盤申し訳程度に交渉っぽくなるが・・・

新人が入ってきたときにバディものの安定感を期待したが
その期待は残念ながら裏切られた
こち亀の中川みたいなポジションだなと思ったらテレ朝版は宮本充さん(中川役)で笑った

この作品の良いところは、マイケル・ウィンコットの悪役
そして日本語の吹き替えが良いこと。

TVのスペシャルドラマ程度の満足感であり、あまりよくない

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tabletap

3.0 このころから交渉人が流行りだしたのかも・・・

2021年2月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 18人を人質にとった銀行強盗。SWATが狙撃準備をしている状況下で、スコット・ローパーが交渉を買って出る。ドーナツを持って・・・すぐに銃を使ったことはちょっと納得できないが、卒のない交渉術だ。

 かつての相棒が宝石強盗の捜査中に殺され、犯人コーダを追い詰める。中盤の街中でのアクションが凄い!これは映画館で観たかったところだ。とりあえず逮捕したが、逆恨みされ、スコットのガールフレンドである新聞記者が狙われる。襲ったコーダのいとこは死んでしまうが、腹の虫がおさまらないコーダは脱獄し、執拗に彼女を狙うのだ・・・

 彼女の部屋で発見した紙に包んだモノ。コーダを捕らえるときに見た人質の切り落とされた耳がまたあるのではないかとハラハラさせられる。まじでびびった・・・

 邦題にあるネゴシエーター(交渉人)はあまり意味をなさない。主役のエディ・マーフィの職業が交渉人であるというだけで、プロットにはさほど影響していないのだ(ちょっとだけ訓練のシーンはある)。話術よりもむしろアクション中心。『ビバリーヒルズ・コップ』シリーズのような爆裂トークは無きに等しい残虐な犯人コーダ(ウィンコット)が印象に残る。

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kossy