劇場公開日 1987年12月25日

「あっさりとした味付けとふんわりした食感」ニューヨーク東8番街の奇跡 昭和ヒヨコッコ砲さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0あっさりとした味付けとふんわりした食感

2022年12月26日
PCから投稿

オープニングから苛烈な地上げを受けながらも古いアパートに思い入れや事情があってしがみついている住人達。
もう諦めるしかない、という時に大きな変化が訪れます。

この変化、オープニングからいくらも立たないうちに何の伏線も何の兆しも脈絡もなく、
本当に唐突に訪れる。
色々とご都合主義的ながら、苦境に立たされた住人たちが少しずつ救われる様子や、それぞれの交流は心がじんわり暖かくなる気持ちになれる。
ただ、色々と中途半端なことが多く、何となく”いい話っぽい”というカンジでエンディングになる。

決してつまらない映画ではないし、むしろ気持ち良く見れる面白い映画なんだけど、
緻密さやテーマ性が足りないって感じ。

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昭和ヒヨコッコ砲