「『ポーランド兵が死ぬ前にもキスしたわ』グレタ・ガルボの台詞。」ニノチカ マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
『ポーランド兵が死ぬ前にもキスしたわ』グレタ・ガルボの台詞。
クリックして本文を読む
『ポーランド兵が死ぬ前にもキスしたわ』グレタ・ガルボの台詞。
反共映画かもしれないが、まだ、スターリンもヒトラーも台頭したばかりのトキ。
『所有権を争えば、フランスとソ連との間に2年は争うことになり、その間、人民が飢える。』と言うセリフがあるが、正にその通りになる。戦争が始まる。それを予見している。
お抱えの執事を売って、ヤギミルクを手に入れるなんて、実に洒落ていると思う。つまり、経済五カ年計画のことが語られるが、資本主義側からは、まだ、その点を見定めている時期だったと思う。つまり、社会主義の良い部分ととらえていたと感じる。だから、ロイヤルスイートで食事する事を嫌い、普通のレストランで食事を楽しもうとして、初めて、グレタ・ガルボは笑う。
戦後にこの映画を作れば、ビリー・ワイルダーは赤狩りにあったと思う。
『ゴートミルク フォーヘルス』って標記されている。傑作だ。
コメントする