劇場公開日 1954年4月20日

「テレーズ・ラカン‼️」嘆きのテレーズ 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0テレーズ・ラカン‼️

2023年7月25日
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病弱な夫と口うるさい姑にこき使われ、暗く孤独な日々を送る主婦テレーズは、ある日、逞しい男ローランと運命的に出会う。不倫関係に陥った二人は夫カミーユを弾みで殺害してしまう・・・物語としては、ビリー・ワイルダー監督の「深夜の告白」と酷似しています‼️病弱な夫と力強い愛人に挟まれたテレーズの三角関係が強調され、さらにテレーズと姑の対立も強調‼️不貞の嫁テレーズを、ひたすら憎悪の目でにらみ続ける、全身麻痺の老いた姑の不気味さ‼️もうコワ過ぎです‼️そして目撃者で脅迫者でもある水兵の存在‼️ラスト、水兵が金を受け取った直後に交通事故で即死、水兵の手紙が投函されるシーンの巧さ、素晴らしさ、運命の皮肉さ‼️映画史上最も優れたラストシーンの一つですよね‼️テレーズに扮するシモーヌ・シニョレの不安さ漂う美しさもホント印象的です‼️監督のマルセル・カルネは「天井桟敷の人々」で有名ですが、負けず劣らずこの作品も大好きなんです‼️

活動写真愛好家