「おしゃれなユーモアとウィット」泥棒成金 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
おしゃれなユーモアとウィット
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Blu-rayで鑑賞(吹替)。
元泥棒が汚名を晴らすために奔走する中でブロンド美女とロマンスを繰り広げる。ヒッチコック作品ならではのサスペンスは抑え気味でしたが、軽やかでおしゃれな物語でした。
グレース・ケリーが美しい。気品漂う端正な顔立ちと仕草が素晴らしいことこの上無し。水着姿もドレス姿もとてもエレガント。彼女がいるだけで、画面が一気に華やかになります。
ケーリー・グラントのダンディズムも欠かせない。服の着こなしも見事で、例えば冒頭の内向きツータックのゆったりしたズボンに細身のシャツ、赤いスカーフ…センスの塊かよ。
ふたりが交わす会話の妙。ユーモアとウィットの応酬が楽しい。昔の映画はそう云う会話がたくさん登場するような気がします。一度は誰かとおしゃれな会話をしたいものです。
※修正(2023/12/27)
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