劇場公開日 2021年10月17日

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「【故、アッバス・キアロスタミ監督のその後の作品群の製作姿勢の根底が見える作品。】」トラベラー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【故、アッバス・キアロスタミ監督のその後の作品群の製作姿勢の根底が見える作品。】

2021年9月30日
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楽しい

知的

幸せ

ー 故、アッバス・キアロスタミ監督の「桜桃の味」を鑑賞し、人生に対する肯定的なメッセージに、薫陶を受けた。
 その後、数週間の間に「友だちのうちはどこ?」以降のグネグネ三作を鑑賞し、
 ”こんなにすごい監督がイランにいたんだ!”
 と驚愕しつつ、配信でその後の作品も鑑賞。(流石に寝不足です・・。)
 今作は、映画が、ワールドワイドな芸術作品であるという当たり前のことを、再認識させられた監督の初期作品である。

 ◆感想
 ・ストーリーはシンプルで、サッカーが大好き少年が、田舎からテヘランで行われるサッカーの試合をイロイロと、少年ながらのズルをしながらも鑑賞しに行く過程を描いている。

 ・実存主義的色合いを、随所に織り込ながらも、自らの”サッカーを観たい!”と言う欲求を満たすために行動する、落第生の少年の自然な欲求の発露を、自然に描き出すアッバス・キアロスタミ監督の手腕に唸る。

<大袈裟ではあるが、映画に魅入られた全世界の映画人の、私が生を受ける前から製作した諸作品を観る事は、愉しすぎる。
 これだから、映画を観る事は止められない・・、と思うのである。
 一言:私は決して、シネフィルではない。
 世の中には、想像を超えるシネフィルの方々が多数、存在する。
 当たり前であるが、映画とは、読書、ロックと並んで蠱惑的な、不変の文化なのである、という事をこの作品を観て再認識した。>

NOBU
れいすけ(休眠中)さんのコメント
2021年10月1日

NOBUさんこんばんは~。いいねありがとうございます。実は最近映画を見てなくて、何をしているかというと、カクヨム(小説家アプリ)で、小説書いてます。評論は2位3位をとり、詩集は9位と16位です。小説は今は探偵小説に夢中です。もしご興味ありましたら、ご覧ください。木村れい カクヨム で グーグルで、17作品でます。

れいすけ(休眠中)