「この映画は『おばあさんの夢』 あの『バンズラビリンス』はここから。」ドライビング・MISS・デイジー マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
この映画は『おばあさんの夢』 あの『バンズラビリンス』はここから。
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白人と黒人の友情を描いた話であるが、始まりが、1953年とだけで説明されているだけで、時間経過を表すものはほとんど登場しない。つまり、アメリカの歴史を語る為の出来事が極端に少ない。場面が変わると、息子の『ひたい』が広くなっている。それに気づくのが、随分経過してからで、キング牧師の逸話になってからの事。途中のテレビ番組も知らないので、時間経過が理解できない。そして、キング牧師の話。あれ!?
1950年代にキング牧師はまだいないだろう?と思い、はたと、時間の経過に気付いた次第。
さて、その位、この映画はアメリカの歴史を、無視してこの物語を紡いでいる。と僕は良心的に見た。二度見したら、カップに1966年って書いてあるね。
しかし、それでいて、アメリカの歴史をこの二人の半生で描いている。
シナゴーグが爆破された事件は、残念ながら詳しくは知らないが、その後、ホークが歌う『奇妙な果実』は胸に染みる。
ユダヤ資産家とアンクル・トムの話しだが、二人の友情を主題にして、人生の終わり方を語っているように感じた。
『変化と言うが、そんなに変化していない』知らないはずのキング牧師の話を、黒人の主人公が語る。
さて、
この映画のストーリー自体が、このおばあさんの『夢』だったのでは?と最後思えた。死ぬ間際に走馬灯の如く見る夢。そう言った意味が含められていれば良いなと思った。
美味しそうに食べさせてもらうおばあさんの笑顔に、人生の終わりを感じる。何故か涙が出た。
『what a friends of JESUS.』いい曲だ。この映画のテーマじゃないかなぁ。僕はガキの頃『輝く星座』と言う題名で合唱に参加し、この曲が大好きになった、
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